横須賀の空母を見たい!軍港めぐりのおすすめ時間・予約・チケット・見どころガイド

横須賀で空母を見たいと思ったとき、もっとも確実性が高く、人気がある方法が「軍港めぐり」です。

米海軍基地が近く、艦船が集中して停泊する横須賀港の沖をクルーズ船で巡ることができるため、タイミングが合えば空母を間近で見られる貴重な体験ができます。

本記事では、軍港めぐりのおすすめ時間帯、予約やチケット購入の方法、見どころ、当日券や料金、所要時間まで、初めての人でも迷わず楽しめるよう詳しく解説します。

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神奈川・横須賀で空母を見たい!歴史・軍港めぐりの楽しみ方ガイド

横須賀には米海軍の原子力空母が母港として停泊することが多く、「空母を近くで見たい」という需要が非常に高いエリアです。

しかし空母は常に停泊しているわけではないため、確実に見られる日が決まっているわけではありません。

そのため、多くの人が“少しでも見られる確率を上げる方法”として選ぶのが軍港めぐりです。

軍港めぐりは、横須賀港の艦船が見えるエリアを専門ガイドが案内しながら進むクルーズで、空母・イージス艦・潜水艦・補給艦などを間近で見られるのが魅力です。

季節を問わず運行しているため、観光雑誌でも必ず紹介される横須賀の定番アクティビティとして知られています。

また、同じ横須賀港から出航し気軽に足を伸ばせる横須賀の無人島・猿島も人気の観光スポットで、軍港めぐりと組み合わせて“港めぐり観光”として楽しむ人も増えています。

横須賀の海の歴史をより深く知りたい人には、黒船来航の背景をまとめた
ペリー来航の歴史解説もあわせて読むのがおすすめです。

空母とは?基本知識を分かりやすく解説

空母(航空母艦)は、海上で航空機の離着陸を行うための巨大な軍艦で、海の上に浮かぶ“移動式の空港”と表現されることもあります。

甲板は非常に広く、戦闘機やヘリコプターの発着を支える設備が整っているため、海上作戦の中心的な役割を担う存在です。

横須賀には米海軍の原子力空母が母港として停泊することが多く、その圧倒的な大きさと存在感は軍港めぐりの最大の見どころといえるでしょう。

一般的な護衛艦と比較しても空母は桁違いのスケールを誇り、全長は300m近く、甲板の横幅も70m前後に達します。

軍港めぐりでは、この巨大な艦体を真正面や側面から間近に見ることができ、その迫力に驚く人が多くいます。

海軍の象徴的とも言える空母を視界いっぱいに収められるのは、横須賀ならではの特別な体験です。

空母が横須賀にある理由

米海軍の原子力空母が横須賀に配備されている理由は、アジア太平洋地域における戦略的な重要拠点であることが大きな要因です。

横須賀港は日本最大級の深さと広さを誇り、原子力空母のような巨大艦が安全に入港できる希少な港湾機能を備えています。

また、横須賀には米海軍と海上自衛隊の基地が共存しており、補給・修理・補強を迅速に行える総合的な整備体制が整っています。

これにより、空母打撃群(Carrier Strike Group)の運用を効率的に支えられる点が高く評価されています。

さらに地理的優位性もあり、横須賀はアジア各国へのアクセスが良く、緊急対応や国際的な活動にも迅速に対応できる位置にあります。

こうした理由から、横須賀は米海軍にとって「西太平洋の最前線基地」となり、空母のホームポートとして重要な役割を担っています。

横須賀の空母の歴史

横須賀が米海軍の空母の母港となったのは、冷戦期の1973年にさかのぼります。

当時、米海軍は西太平洋での即応体制を強化するため、通常動力の空母「ミッドウェー」を横須賀に配備し、これが日本に初めて配備された空母となりました。

1991年にはミッドウェーの後継として「インディペンデンス」が配備され、その後も「キティホーク」など複数の空母が横須賀を母港として運用されてきました。

2008年には横須賀に初めて原子力空母「ジョージ・ワシントン」が配備され、大きな話題となりました。

その後2015年には現在も在港する「ロナルド・レーガン」が引き継ぐ形で配備され、空母運用の中心拠点としての役割を続けています。

このように横須賀には50年以上にわたる空母配備の歴史があり、軍港めぐりで見られる艦船の多くが、この長い歴史の中で形成された独自の港湾環境に支えられています。

軍港めぐりで空母が見られるタイミングとは

軍港めぐりで空母が見られるかどうかは、季節や時間帯ではなく「空母が横須賀港に停泊しているかどうか」がすべての判断基準になります。

米海軍は定期的に出港・寄港を繰り返すため、空母がいつ港に戻るかは一般公開されていません。

しかし横須賀港は米海軍の海外唯一の原子力空母の母港であるため、帰港しているタイミングに遭遇する可能性は比較的高いと言えます。

  • 運が良いと空母を間近で見られる
  • いない日は他の艦艇が多数見られる
  • 季節より在港状況が重要

軍港めぐりで見られる主な艦船の種類

軍港めぐりでは、日本の自衛隊だけでなく米海軍の艦船も見られるため、軍事・海上装備に興味がある人には特に人気があります。

ガイドスタッフによる説明がとても分かりやすく、初めて訪れる人でも楽しめる工夫がされています。

艦船の種類 特徴
空母 巨大で迫力ある艦体。停泊していれば近くを通る。
イージス艦 自衛隊の高性能護衛艦。レーダーが特徴的。
潜水艦 横須賀は潜水艦が多く停泊する基地として知られる。
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横須賀・軍港めぐりへのアクセス方法と乗り場までの行き方

軍港めぐりの乗り場は「汐入(しおいり)駅」や「横須賀中央駅」から近く、横須賀観光の中心エリアにあるため、初めて訪れる人でもわかりやすい立地です。

周辺には駐車場や商業施設も多く、公共交通機関・車のどちらを利用してもアクセスしやすいのが特徴です。ここでは、最寄り駅からの徒歩ルートや駐車場情報を分かりやすくまとめています。

電車でのアクセス(最寄り駅から徒歩)

もっとも一般的なのが京急線の「汐入駅」から歩いて向かうルートです。駅から軍港めぐり乗り場(汐入ターミナル)までは徒歩約5分と非常に近く、観光客でも迷いにくいシンプルな道順です。

また、JR横須賀線を利用する場合は「横須賀駅」が最寄りで、徒歩約15分ほどで到着します。

鉄道路線 最寄り駅 乗り場まで
京急本線 汐入駅 徒歩約5分
JR横須賀線 横須賀駅 徒歩約15分
京急本線 横須賀中央駅 徒歩約12分

汐入駅周辺は歩道も広く、案内表示も整備されているため初めてでも安心です。途中に「ショッパーズプラザ横須賀(コースカベイサイドストアーズ)」があり、待ち時間の買い物や飲食にも便利です。

車でのアクセス・駐車場情報

車で訪れる場合は、軍港めぐり専用の駐車場はありませんが、近隣の大型駐車場を利用できます。

ショッパーズプラザ(コースカ)の駐車場がもっとも近く、乗り場まで徒歩3分ほど。周辺道路は週末に混雑することがありますので、早めの到着がおすすめです。

名称 料金 乗り場まで
コースカ駐車場 60分 350円前後 徒歩3分
タイムズ横須賀本町 最大料金あり 徒歩5〜8分
ベイスクエアパーキング 時間貸し料金 徒歩5分

週末はコースカ駐車場が満車になるケースもあるため、時間に余裕を持つと安心です。軍港めぐりは出港時刻が厳密なため、駐車場探しに時間を取られないように注意してください。

・最寄りは汐入駅
・駐車場は近く
・乗り場は海側

バスでのアクセス

バス利用の場合は「汐入駅」または「本町三丁目」が便利です。京急バスが複数路線で停車するため、横須賀中央エリアや走水方面からのアクセスも良好です。

バスを利用して観音崎方面へ観光する場合も、軍港めぐり乗り場は経由地点として使いやすく、観光ルートに組み込みやすい立地です。

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軍港めぐりのおすすめ時間・予約・チケット・料金・所要時間まとめ

軍港めぐりを最大限楽しむためには、「何時の便に乗るか」「予約は必要か」「当日券は買えるのか」「料金はいくらか」「所要時間はどれくらいか」といった基本情報を押さえておくことが大切です。

初めて軍港めぐりを利用する人でも迷わず計画できるよう、必要なポイントをまとめて紹介します。

空母が見やすいおすすめの時間帯

軍港めぐりはどの時間帯でも楽しめますが、写真の撮りやすさや艦船の見え方は時間帯によって変化します。

特に空母を見たい場合は光の向きが重要で、午後の便は艦船が順光になりやすく、船体のディテールがはっきり見える傾向があります。

午前中は逆光でコントラストが強くなるため、写真をきれいに撮りたい人は午後便をおすすめします。一方で朝の便は比較的空いているため、混雑を避けたい人には午前も向いています。

  • 午前:混雑少なめ・見え方はやや逆光
  • 午後:順光で艦船が見やすい
  • 夕方:柔らかい光で雰囲気抜群

軍港めぐりは予約が必要?

軍港めぐりは予約不要で当日利用も可能ですが、休日や連休シーズンは満席になりやすく、特に空母が停泊している日は当日券が早い時間に売り切れることがあります。

そのため「確実に乗りたい」場合は事前予約がおすすめです。オンライン予約をしておけば当日の受付がスムーズで、席が確保されるので安心して利用できます。

ただし、予約をしていても出港10分前までに受付を済ませる必要がある点には注意が必要です。

軍港めぐりのチケット購入方法

チケットは「オンライン予約」「当日券」「窓口購入」の3種類があります。それぞれにメリットがあり、利用目的に合わせて選ぶことができます。

初めての人や混雑時期に訪れる人はオンライン予約が安心です。

購入方法 特徴
オンライン予約 確実に乗れる・混雑日向け
当日券 空きがあれば購入可能・午前中に売り切れる日も
窓口購入 予約不要・回転が早い日向き

軍港めぐりの料金(大人・子ども)

料金は年齢区分ごとに異なり、平日・休日で変わることはありません。家族連れで訪れやすい価格設定で、追加料金はありません。以下は一般的な料金の目安です。

区分 料金
大人 1,800〜2,000円前後
中高生 1,500円前後
小学生 1,000円前後
未就学児 無料(大人同伴)

なお、軍港めぐりの料金は「乗船代」のみで、追加費用はかかりません。旅行中でも利用しやすいのが魅力です。

軍港めぐりの所要時間と待ち時間

軍港めぐりのクルーズ自体の所要時間は約45分です。このほか、予約有無によって待ち時間が変わるため、特に休日はスケジュールに余裕を持つことをおすすめします。

空母が在港している日は「見たい人」が多いため、当日券売り場が混雑する傾向があります。

・所要は約45分
・混雑日は待ち長め
・予約で安心乗船

待ち時間を減らしたい人、写真撮影に集中したい人は、オンライン予約の利用がもっとも効率的です。空母が停泊している日に訪れる場合は特に事前予約をおすすめします。

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軍港めぐりで楽しむ空母・艦艇の見どころと周辺観光ガイド

軍港めぐりの最大の魅力は、普段は立ち入ることができない軍艦エリアを海上から間近に眺められる点にあります。

特に空母が停泊している場合は、巨大な艦体を真正面から見る迫力に圧倒されるでしょう。

このほかにも、潜水艦や自衛隊の護衛艦など、横須賀ならではの艦船が並ぶ景色はここでしか味わえない特別な体験です。

横須賀港で見られる空母の迫力

軍港めぐりのハイライトは、米海軍の原子力空母が停泊しているタイミングに遭遇した瞬間です。

空母は長さ300m近い巨大艦で、船上には艦載機の格納庫や広大な甲板が広がり、船体の高さは20階建てのビルに匹敵する圧倒的スケールを持ちます。

空母がいるときには、ガイドが空母の役割や装備、乗組員の人数などを詳しく解説してくれるため、初めて見る人でも理解しながら楽しめます。

写真を撮る場合は、船が空母の横をゆっくりと通過するため、望遠レンズがなくても迫力の一枚を撮影できます。

  • 甲板の広さは圧巻のスケール
  • ガイド解説で知識が深まる
  • 至近距離から撮影できる

潜水艦や護衛艦など多彩な艦船を間近で観察

横須賀港は潜水艦部隊が配置されているため、軍港めぐりでは複数の潜水艦を一度に見られることが多いのが特徴です。

潜水艦の艦橋(せんきょう)や、海中に潜る際の形状などを近くで観察できるのは貴重な機会です。

また、自衛隊の護衛艦は種類が豊富で、護衛艦ごとのセンサーや武装の違いを見比べながら楽しむことができます。

ミサイル護衛艦、補給艦、掃海艇など、横須賀ならではの艦船ラインナップが揃っている点も魅力です。

艦船 見どころ
潜水艦 潜舵の形状・艦橋の構造を近距離で観察
護衛艦 レーダーや武装など種類ごとの違いが面白い
補給艦 大型船で航空支援の重要拠点

写真撮影におすすめのポイント

軍港めぐりでは写真を撮るポイントが多く、特に艦船の角度や光の当たり方を考えるとおすすめの位置があります。

船の左側(港側)に座ると艦船が見えやすく、午後便は順光になるため、鮮明な写真が撮れます。

また、甲板の上から艦橋(かんきょう)に向かって撮ると、空母の立体感や高さが際立ちます。潜水艦は低い位置にあるため、やや低い角度から撮ることで独特の滑らかなフォルムが映えます。

・左側席が有利
・午後は順光
・艦橋が撮りどころ

軍港めぐり後に立ち寄れる横須賀の周辺観光スポット

軍港めぐり乗り場周辺には観光スポットが多く、クルーズとセットで楽しむプランが定番です。徒歩圏内に「ヴェルニー公園」や「どぶ板通り」があり、観光に便利な立地となっています。

ヴェルニー公園では軍艦を背景に散策が楽しめ、園内のバラ園は季節には華やかな景観になります。

どぶ板通りではスカジャンショップやアメリカン料理が並び、米軍基地の街らしい雰囲気を味わえます。

  • ヴェルニー公園:艦船と花が同時に楽しめる
  • どぶ板通り:スカジャン・バーガーが有名
  • 三笠公園:記念艦「三笠」に乗艦できる
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横須賀で空母を見る軍港めぐりは初心者にもおすすめ

軍港めぐりは、横須賀の海と軍艦の迫力を手軽に楽しめる人気のアクティビティです。

空母が停泊している日であれば、巨大な艦体を間近で見られる貴重な体験になり、停泊していない日でも潜水艦や護衛艦など多彩な艦船を見ることができます。

予約・チケット・料金・所要時間などの基本情報を事前に押さえておけば、初めての人でも安心して楽しめます。

横須賀らしい港の景色と海風を感じながら、軍港めぐりでしか見られない特別な景観をぜひ満喫してみてください。