2025年7月、湘南エリアの新たな玄関口としてグランドオープンを果たした「道の駅 湘南ちがさき」。
開業から半年が経過した現在も、週末には駐車場待ちの列ができるほど、熱気あふれるスポットとして定着しています。
「実際、中にはどんなお店が入っているの?」「地元民おすすめのグルメは?」そんな疑問をお持ちの方へ。
本記事では、湘南在住の筆者が現地を徹底取材しました。全テナントの魅力から、裏道のアクセス方法まで、どこよりも詳しく解説します。
神奈川・湘南茅ヶ崎道の駅テナント一覧と施設情報

神奈川県内には箱根や小田原など人気の道の駅が存在しますが、「湘南エリア」のど真ん中、特に海沿いの国道134号線沿いという絶好のロケーションに誕生したのがこの施設です。
単なるトイレ休憩の場所ではなく、湘南茅ヶ崎観光の日帰りモデルコースの目的地として訪れる価値がある「滞在型観光拠点」として設計されています。
まずは、その規模感やコンセプト、そして知っておくと便利な基本スペックについて、詳細に解説していきます。
コンセプトは「C-Style(チガサキ・スタイル)」の発信基地
施設のメインテーマは、茅ヶ崎独特のゆったりとした時間と文化を感じる「C-Style」です。
建物は湘南の海と空に調和するよう、白を基調としたデザインにウッドデッキを多用した温かみのある造りになっています。
最大の特徴は、徹底した「地産地消」へのこだわりです。運営には地元のJAや商工会議所、地域商社が深く関わっており、並んでいる商品のほとんどが「茅ヶ崎産」または「湘南産」です。
生産者の顔が見えるだけでなく、時には生産者自身が店頭に立って美味しい食べ方を教えてくれる、そんな「人」の温かさを感じられる場所を目指しています。
【最新版】出店テナント一覧リスト
飲食から物販まで、現在出店している主要テナントを一覧にまとめました。お出かけ前のチェックにご活用ください。
| カテゴリ | テナント名 | 特徴・ジャンル |
|---|---|---|
| レストラン | なんどき牧場 | 茅ヶ崎メンチ、洋食、ポークグリル |
| 食堂 | 湘南・柳島食堂 | 生しらす丼、地魚フライ、海鮮定食 |
| 軽食・麺 | GARA中海岸(監修) | カリー麺、カレーパン、スパイス料理 |
| イタリアン | 湘南ピッツェリア | 石窯ピザ、地産野菜のパスタ |
| スイーツ | Plenty’s | まぜまぜアイス、ワッフル |
| ベーカリー | Pain de Nanosh | 湘南バゲット、焼きたてパン |
| ドリンク | SHONAN FRUIT STAND | 生搾りジュース、スムージー |
| マルシェ | JAさがみ直売所 | 朝採れ野菜、果物、米 |
| お土産 | Choice! CHIGASAKI | 認定ブランド品、地酒、干物 |
| 雑貨 | Holo Holo Street | ハワイアン雑貨、Tシャツ、工芸品 |
広域防災拠点としてのハイスペックな設備
海沿いの施設であるため、万が一の災害(津波など)を想定した防災機能が極めて高く設定されています。
駐車場の一部は、災害時に自衛隊や緊急車両のベースキャンプとして機能するよう地盤が強化されています。
さらに、マンホールトイレの設置設備、自家発電装置、備蓄倉庫などが完備されており、地域住民にとっては「遊び場」であると同時に「命を守る砦」としての安心感も提供しています。
普段何気なく使っているベンチが、実は炊き出し用のかまどに変形する「かまどベンチ」であるなど、防災への工夫が随所に凝らされています。
営業時間・施設基本情報
訪問前に必ずチェックしておきたい基本情報をまとめました。エリアによって営業時間が異なるため注意が必要です。
| 項目 | 詳細データ |
|---|---|
| 施設名称 | 道の駅 湘南ちがさき |
| 所在地 | 神奈川県茅ヶ崎市柳島(柳島スポーツ公園 西側隣接) |
| 物販エリア | 9:00 〜 18:00(季節により延長あり) |
| レストラン | 11:00 〜 20:00(LO 19:30) |
| 軽食・カフェ | 10:00 〜 18:00 |
| 駐車場・トイレ | 24時間利用可能 |
| 定休日 | 年中無休(施設点検日を除く) |
【グルメ】行列必至!レストラン&フードコートのテナント攻略
道の駅の最大の楽しみといえば、やはり「食」です。ここには茅ヶ崎市内で行列を作る有名店が、道の駅特別仕様のメニューを引っ提げて出店しています。
「何を食べようか迷ってしまう」という贅沢な悩みを解決するため、主要な飲食テナントとその看板メニューを詳しくご紹介します。
肉汁の洪水!「なんどき牧場」の茅ヶ崎メンチと洋食
茅ヶ崎の洋食文化を牽引する老舗「なんどき牧場」が、フードコートのメインテナントとして君臨しています。
ここの絶対的エースは、数々のフードバトルで金賞を受賞した「茅ヶ崎メンチ」です。
豚肉の粗挽き加減が絶妙で、噛んだ瞬間に肉汁が溢れ出します。道の駅店では、揚げたてをその場で提供するスタイルを採用しており、サクサクの衣の食感がたまりません。
メンチカツだけでなく、「湘南ポークのグリル定食」や、長時間煮込んだ「牛タンシチュー」など、本格的な洋食メニューも充実。
休日のランチタイムには30分待ちになることも珍しくない人気ぶりです。
鮮度で勝負!「湘南・柳島食堂」の海鮮丼と地魚フライ
海に近い道の駅として、絶対に外せないのが海鮮料理です。
地元の網元や水産会社がタッグを組んで運営する「湘南・柳島食堂」では、その日の朝に相模湾で水揚げされた魚介類がメニューに並びます。
看板メニューの「生しらす丼」は、漁があった日だけの限定品。透き通った身は苦味が全くなく、プリプリとした食感を楽しめます。
もし生しらすが入荷していなくても、「地魚のフライ定食」があります。
アジ、カマス、イワシなど、その時期に一番脂が乗っている魚を使用しており、冷凍モノとは次元の違うフワフワ感を味わえます。あら汁がセットになっているのも嬉しいポイントです。
スパイスの魔術師!GARA中海岸監修「カリー&ラーメン」
茅ヶ崎の名店「GARA中海岸」がプロデュースするカレースタンドです。和風出汁とインドスパイスを融合させた独自のスープカレーは、一度食べると病みつきになる中毒性があります。
道の駅限定メニューとして開発されたのが「カリー麺」。スパイスの効いたスープが麺によく絡み、ドライブの疲れを吹き飛ばしてくれます。
また、片手で食べられる「揚げたてカレーパン」は、1日500個売れることもある大ヒット商品。外はカリカリ、中はトロトロのカレーが詰まっており、小腹満たしに最適です。
お子様も大好き!地元食材のピザ&パスタ
ファミリー層に人気なのが、地元のトマトや野菜をふんだんに使ったイタリアンコーナーです。
店内に設置された石窯で焼き上げる本格ピザは、生地に湘南小麦を使用しており、モチモチとした食感と小麦の香りが楽しめます。
「しらすと大葉のジェノベーゼ」や「茅ヶ崎完熟トマトのマルゲリータ」など、ご当地食材を活かしたメニューが中心です。
キッズチェアや子供用食器も完備されており、小さなお子様連れでも安心して食事を楽しめるエリアとなっています。
【スイーツ&軽食】食べ歩きに最適!カフェ・テイクアウト充実
食事の後はデザート、あるいはドライブのお供にドリンクを。湘南エリアらしいお洒落なカフェや、SNS映え間違いなしのスイーツテナントが軒を連ねています。
Plenty’s(プレンティーズ)のアイスクリーム
茅ヶ崎スイーツの代名詞的存在、テレビチャンピオンでも優勝経験のあるアイスクリーム店「Plenty’s」も出店しています。
ここでの楽しみ方は、マイナス20度の大理石の上でアイスとトッピングを混ぜ合わせる「まぜまぜアイス」です。
道の駅限定トッピングとして、地元の銘菓「サザンサブレ」や、茅ヶ崎産のイチゴジャムなどが選べます。
ワッフルコーンの香ばしい香りと、濃厚なミルクの味わいは、海を見ながら食べるのに最高の相性です。
Pain de Nanosh(パン・ド・ナノッシュ)の焼きたてパン
茅ヶ崎市民の朝の食卓を支える人気ベーカリー、パン・ド・ナノッシュ。店内には常に焼きたてのパンの香りが漂っています。
特におすすめなのが、湘南藤沢小麦を使った「湘南バゲット」や、しらすをふんだんに乗せて焼き上げた「しらすフォカッチャ」です。
惣菜パンの種類が豊富で、ここでお昼ご飯を買って、隣の柳島スポーツ公園や海岸でピクニックをするのが地元流の楽しみ方。
夕方には売り切れてしまう商品も多いため、パン好きの方は午前中の来店をおすすめします。
SHONAN FRUIT STANDの生搾りジュース
地元の果樹園と連携したフレッシュジューススタンドです。規格外となってしまった果物を有効活用し、SDGsにも貢献しています。
メニューは季節によって変わり、夏は「湘南スイカのスムージー」、冬は「完熟みかんジュース」などが登場します。
水や砂糖を極力加えず、果実そのものの甘さを活かしたジュースは、ビタミン補給にぴったりです。
週末はフェス状態!賑わいの「キッチンカービレッジ」
建物の外、イベント広場には日替わり・週替わりで様々なキッチンカーが出店しています。
ハワイアンフードの「ガーリックシュリンプ」や、本格的な「ケバブ」、こだわりの「ハンドドリップコーヒー」など、多国籍なグルメが集結しています。
まるでフードフェスのような賑わいを見せており、「いつ行っても新しい味に出会える」のが魅力です。天気の良い日は、ここのベンチで食べるのが一番の贅沢かもしれません。
【物販・お土産】買って帰るべき「茅ヶ崎の逸品」リスト
物販エリア「Chigasaki Marche」は、単なるお土産売り場ではありません。ここは、地元住民も日常的に利用する「巨大なセレクトショップ&スーパーマーケット」です。
何を買えばいいか迷わないよう、カテゴリ別におすすめを紹介します。
JA直売所「朝採れ野菜」と旬のカレンダー
入口すぐの一等地に構えるのが、JAさがみによる農産物直売所です。「今朝、畑から抜いてきたばかり」の野菜は、スーパーのものとは瑞々しさが違います。
特に人気なのは、茅ヶ崎北部の丘陵地帯で育ったトマトや、甘みの強い枝豆。生産者の名前が入ったポップを参考に、お気に入りの農家さんを見つけてみてください。
| 春(3-5月) | 春キャベツ、新玉ねぎ、のらぼう菜、イチゴ |
| 夏(6-8月) | 枝豆、トマト、ナス、キュウリ、トウモロコシ |
| 秋(9-11月) | サツマイモ、里芋、カキ、落花生 |
| 冬(12-2月) | 小松菜(湘南の主力)、大根、ブロッコリー |
地域認定ブランド「Choice! CHIGASAKI」コーナー
茅ヶ崎市が「茅ヶ崎のオリジナル」として厳選し、認定した商品群「Choice! CHIGASAKI」。この認定商品が一堂に会するコーナーは必見です。
例えば、熊澤酒造の「湘南ビール」や、ご飯のお供に最強な「えぼし岩のり佃煮」、老舗和菓子店の「茅ヶ崎最中」など。
通常は市内各地のお店を回らないと手に入らない名品が、ここで一度に揃います。帰省の手土産や、友人へのプレゼント選びにはこのコーナーを活用すれば間違いありません。
海産物・干物・加工品エリア
野菜だけでなく、海の幸の加工品も充実しています。地元の干物店が加工したアジの開きは、身が厚く脂が乗っており、朝食の主役になります。
また、しらすを使った「畳いわし」や「しらすせんべい」は、軽くて日持ちもするため、職場へのバラマキ土産として重宝します。
保冷剤やクーラーバッグも販売されているので、生鮮食品の持ち帰りも安心です。
ハワイアン雑貨&ライフスタイルグッズ
茅ヶ崎ならではのテナントとして、ハワイアン雑貨やアパレルを取り扱うショップも入っています。
アロハシャツの生地を使った小物ポーチ、ビーチサンダル、サーフボード型の箸置き、海を感じさせるアクセサリーなど、実用的なものからインテリアまで幅広く揃っています。
見ているだけでもワクワクしますし、「海のある暮らし」を提案するグッズは、自分へのご褒美にも最適です。
茅ヶ崎道の駅へのアクセス!渋滞回避と駐車場・周辺の楽しみ方
人気の施設ゆえに、週末や連休中の混雑は避けられません。しかし、事前に情報を知っておくことで、ストレスを最小限に抑えることができます。
地元ドライバーならではの視点で、賢い利用方法を伝授します。
車でのアクセスと「右折入場禁止」の罠
メインルートとなる国道134号線は、週末には激しい渋滞が発生します。また、安全のため「右折入場」が制限されている時間帯や場合があります。
東京・横浜方面から来る場合は、新湘南バイパス「茅ヶ崎海岸IC」を降りて直進すればスムーズに入れますが、江の島方面から下道で来る場合は要注意です。
一度、柳島交差点を通り過ぎてから迂回するか、一本内側の「鉄砲道」や「産業道路」を経由して、北側から左折でアプローチするルートを事前にカーナビで確認しておきましょう。
駐車場混雑時の裏ワザと臨時駐車場
公式サイトや周辺の掲示板で「満車」と表示されている場合、無理に並ぶのは得策ではありません。
混雑時には、隣接する「柳島スポーツ公園」の駐車場(提携がある場合のみ確認が必要)や、少し離れた場所に開設される臨時駐車場の利用を検討してください。
徒歩数分の距離ですが、入庫待ちで30分以上過ごすよりは遥かに効率的です。
狙い目の時間帯は、朝9時のオープン直後か、夕方16時以降。特に夕方は、買い物客が帰り始めるため、比較的スムーズに駐車でき、かつサンセットも見られるゴールデンタイムです。
レンタサイクルで巡る「海辺のモデルコース」
道の駅に車を停めて(パーク&ライド)、自転車で周辺観光をするのが新しい楽しみ方です。施設内にはシェアサイクルのポート(HELLO CYCLINGなど)が設置されています。
| 10:00 | 道の駅到着・買い物 品揃え豊富な午前中に野菜とお土産を確保(車に積んでおく) |
| 11:30 | 早めのランチ 混雑前に「なんどき牧場」や「柳島食堂」で腹ごしらえ |
| 13:00 | サイクリング開始 レンタサイクルで海沿いのサイクリングロードへ「サザンビーチちがさき」のモニュメントで記念撮影 |
| 15:00 | カフェタイム&帰路 道の駅に戻り、Plenty’sのアイスで休憩、夕方の渋滞が始まる前に帰路へ、または近隣の日帰り温泉へ |
公共交通機関(バス)でのアクセス
車がない方やお酒を飲みたい方は、バスでのアクセスも可能です。JR茅ヶ崎駅(北口・南口)から、神奈川中央交通のバスが頻繁に運行しています。
最寄りのバス停は「浜見平団地」または「柳島スポーツ公園」です。そこから徒歩数分で到着します。海風を感じながらのんびりバス旅というのも、湘南らしくておすすめです。
湘南茅ヶ崎の魅力が詰まった「目的地」へ
「道の駅 湘南ちがさき」は、単なる通過点ではなく、そこに行くこと自体が旅の目的になる素晴らしい施設です。
美味しいメンチカツを頬張り、新鮮な野菜を買い込み、海風を感じてリフレッシュする。
そんな贅沢な休日が、都心からわずか1時間足らずで叶います。今後も季節ごとのイベントや、新しいテナントの入れ替わりなど、常に変化し続けるこの場所から目が離せません。
次の週末は、ぜひ家族や恋人、友人を誘って、あるいは一人でのんびりと、「道の駅 湘南ちがさき」へ出かけてみてください。きっと、あなただけの「お気に入り」が見つかるはずです。
