東海道新幹線の全列車が停車し、横浜アリーナや日産スタジアムへの玄関口として、連日多くの人で賑わう神奈川県の「新横浜駅」。
ビジネスでの出張、推しのライブ参戦、あるいは家族旅行。様々な目的でこの駅を利用する際、必ず直面するのが「食事どこでする?」問題です。
「新幹線の時間まであと1時間あるから、ゆっくりランチを楽しみたい」
「イベント前で時間がないから、サクッと15分で済ませたい」
「せっかく横浜に来たのだから、美味しい名物を食べて帰りたい」
そんなあらゆるニーズに応えるため、新横浜駅構内(直結ビル含む)の食事スポットを徹底的にリサーチしました。
改札の外にある「駅ビルグルメ」から、時間がない時の「改札内事情」、さらにはテイクアウトして車内で楽しむ「極上駅弁」まで、具体的な店名を挙げて完全ガイドします。
新横浜駅構内の食事は「フロア選び」が重要
新横浜駅構内の食事は「フロア選び」が重要です。
新横浜駅は巨大な駅ビル「キュービックプラザ」と一体化していますが、食事場所は大きく分けて3つのエリアに分散しています。
構造を理解していないと、「レストランを探して歩き回った結果、時間がなくなった」という事態になりかねません。
食事をスマートに済ませて、新横浜駅周辺での暇つぶしを楽しんだり、焦らずに新横浜駅から横浜駅へ移動するためにも、まずはこの3つのポイントを押さえてください。
1. 改札階(2階)を基準に「上」はレストラン、「下」は軽食
新幹線の改札口がある2階を基準に考えると非常に分かりやすいです。
「時間があってゆっくり食べたい」なら、エレベーターで上(9階・10階)へ。
「時間がなくてサクッと済ませたい」なら、エスカレーターで下(1階)へ向かいましょう。
この上下の移動だけで、お店のジャンルがガラリと変わります。
2. 「改札内」に入ると本格的なレストランはないので注意
最も注意すべきなのが、「改札の中」です。
新幹線の改札を通ってしまうと、中にあるのは「駅弁屋」と「カフェ(スターバックスなど)」、そして「待合室」のみです。
しっかりした食事(レストラン形式)をとりたい場合は、絶対に改札を通る前に済ませる必要があります。
3. 【早見表】新横浜駅構内・食事スポット一覧
今の自分の状況に合わせて、どこに向かうべきか一目でわかる早見表を作成しました。
| フロア | 主な店舗・特徴 | 利用シーン |
|---|---|---|
| 10階 レストラン |
豪華(崎陽軒)、アマルフィイ 高級感あり、景色が良い |
接待、デート、記念日ランチ |
| 9階 レストラン |
洋食キムラ、つばめグリル 横浜名物、老舗の味 |
家族連れ、しっかり食事したい時 |
| 2階 改札階 |
グランドキヨスク、ギフトキヨスク 駅弁の品揃え最強 |
テイクアウト、待ち合わせ |
| 1階 ぐるめ通り |
一風堂、丸亀製麺、神戸屋 回転が早い、一人でも入りやすい |
急いでいる時、コスパ重視 |
【改札外・高層階】時間があるなら9階・10階「レストラン街」へ
新横浜駅での食事が最も充実しているのが、駅直結の商業施設「キュービックプラザ新横浜」の9階と10階です。
新幹線の改札口(2階)を出て、すぐ横にあるエレベーターで直行できるため、雨の日でも濡れずに移動できるのが最大のメリット。
ここは落ち着いた店構えのレストランが多く、窓際の席からは新幹線や横浜の街並み、晴れた日には富士山まで一望できる店舗もあります。
出張終わりの打ち上げや、家族でのゆったりとしたランチに最適です。
横浜の洋食文化を味わう「洋食 キムラ」(9階)
「せっかく横浜に来たのだから、横浜らしいものを食べたい」という方にイチオシなのが、9階にある「洋食 キムラ」です。
野毛に本店を構える、昭和13年創業の老舗洋食店。ここの代名詞とも言えるのが、貝殻の形をした鉄板で提供される「ハンバーグステーキ」です。
一度仮焼きしてから一晩寝かせ、自家製のデミグラスソースでじっくり煮込んだハンバーグは、ナイフが不要なほどフワフワの食感。
濃厚なソースに生卵を絡めて食べると、ご飯が止まらなくなります。レトロで温かみのある店内の雰囲気も相まって、旅の思い出に残る食事が楽しめます。
アルミホイルの演出が楽しい「つばめグリル」(9階)
都内や神奈川を中心に展開する人気店「つばめグリル」も、失敗のない選択肢です。
看板メニューの「つばめ風ハンブルグステーキ」は、ハンバーグとビーフシチューをアルミホイルで包んで蒸し焼きにした一品。
テーブルに運ばれてきたパンパンに膨らんだホイルをナイフで割ると、芳醇な香りと共に湯気が立ち上ります。
提供スピードが比較的安定しており、お子様連れへの対応も慣れているため、ファミリー層からの支持が絶大です。
まずは「トマトのファルシーサラダ(トマト丸ごとのサラダ)」で口をさっぱりさせてから、熱々のハンバーグを頂くのが王道のスタイルです。
本格中華とシウマイの共演「中国料理 豪華(崎陽軒)」(10階)
横浜名物・シウマイ弁当で有名な「崎陽軒」が手掛ける本格中国料理店です。
駅弁の冷めても美味しいシウマイも最高ですが、ここで提供される「熱々の特製シウマイ」は、また格別の美味しさがあります。ジューシーな豚肉と干帆立貝柱の旨味が口いっぱいに広がります。
麺類やチャーハンなどの単品メニューはもちろん、コース料理も充実しているため、ビジネスの会食や親族の集まりなど、少しかしこまったシーンでも利用可能です。
個室も完備されているので、予約をしておくと安心です。
絶景イタリアン「アマルフィイ ノベッロ」(10階)
鎌倉・七里ヶ浜に本店を持つ人気イタリアン「アマルフィイ」の姉妹店です。
10階という高層階のロケーションを活かし、大きな窓からは開放的な景色が広がります。特にディナータイムの夜景は美しく、デート利用にも最適です。
三崎港から直送される鮮魚や、三浦野菜をふんだんに使ったパスタやピッツァは、湘南の風を感じさせる爽やかな味わい。
ワインのラインナップも豊富なので、新幹線の時間まで優雅にワイングラスを傾ける、なんて使い方も粋です。
【改札外・1階】サクッと&お得に!ぐるめストリート
改札階(2階)からエスカレーターを1つ降りた1階エリアは、「ぐるめストリート」と呼ばれる飲食店街になっています。
ここの特徴は、「一人でも入りやすい」「提供スピードが早い」「リーズナブル」の3点です。ビジネスマンのランチや、イベント前で時間がない時の強い味方です。
世界品質の豚骨ラーメン「博多 一風堂」
新横浜には「ラーメン博物館」がありますが、駅から徒歩5〜10分かかるため、時間がない時は諦めざるを得ないことも。
そんな時の救世主が、このぐるめストリートにある「博多 一風堂」です。濃厚ながら臭みのない「白丸元味」や、辛味噌のコクがたまらない「赤丸新味」など、安定したクオリティの豚骨ラーメンが楽しめます。
提供スピードも早く、替え玉をしても滞在時間は20〜30分程度。スーツケースを持った旅行客も多く、大きな荷物があっても入店しやすい配慮がされています。
野菜不足を解消「クリスプ・サラダワークス」
「旅行中はついつい食べすぎてしまう」「新幹線に乗る前に重いものは食べたくない」という方におすすめなのが、カスタムサラダ専門店の「クリスプ・サラダワークス」です。
約30種類のトッピングから好きなものを選び、スタッフがその場で細かく刻んで(チョップして)提供してくれます。
スプーンで食べられるサラダは、見た目以上にボリュームがあり満腹感も十分。
テイクアウトも可能なので、サラダを片手に新幹線に乗り込むというヘルシーなスタイルも選択可能です。
完全キャッシュレス店舗の場合があるため、スマホ決済やクレジットカードの準備をお忘れなく。
朝食やカフェ利用に「神戸屋キッチン」&「スターバックス」
朝早い新幹線を利用する場合、レストラン街はまだ開いていません(多くの店舗が11時オープン)。
しかし、1階の「神戸屋キッチン」は朝から営業しており、焼きたてのパンとコーヒーでモーニングを楽しめます。
イートインスペースも広めで、シチューセットなどの温かいメニューがあるのも嬉しいポイント。
また、同フロアには「スターバックスコーヒー」もあり、電源コンセントがある席も一部用意されています。
出発前にメールチェックをしたり、スマホを充電したりと、ビジネス拠点としても重宝します。
【改札外・2階】駅弁とお土産の宝庫!グランドキヨスク
「お店で食べる時間はないけれど、駅弁より少し贅沢なものが食べたい」
そんなグルメな方には、改札に入る前(2階)にある「グランドキヨスク」などの専門店エリアでのテイクアウトが正解です。
※以前あった「タカシマヤフードメゾン」は閉店しており、現在はこの2階エリアがお土産・お弁当のメインスポットになっています。
絶対に外せない「崎陽軒」のシウマイ弁当
新横浜駅を利用するなら、やはり「崎陽軒のシウマイ弁当」は外せません。
冷めても美味しいご飯、歯ごたえのある筍煮、そして主役のシウマイ。完成されたバランスは、何度食べても飽きない魅力があります。
2階の売店には専門コーナーがあり、「炒飯弁当」や「横濱中華弁当」など、ラインナップが豊富です。夕方には売り切れてしまうことも多いため、見つけたら即購入が鉄則です。
全国の有名駅弁や「カツサンド」も充実
グランドキヨスクの凄いところは、横浜のものだけでなく、東京や近隣エリアの名物駅弁も取り扱っている点です。
「まい泉のヒレかつサンド」は、片手で食べられる手軽さからビジネスマンに大人気。箸を使わずに食べられるため、車内での作業中に小腹を満たすのにも最適です。
また、柿の葉寿司や牛タン弁当など、その日の気分に合わせて選べる種類の多さは、改札内の売店よりも圧倒的に優れています。
デザート調達もお任せ「鎌倉 紅谷」&「オードリー」
食事だけでなく、スイーツやお土産の調達もこのフロアで完結します。
大人気の「クルミッ子」を販売する「鎌倉 紅谷」や、イチゴとチョコのスイーツが人気の「オードリー」など、行列のできるスイーツ店が入っています。
東京駅や横浜駅では完売している商品でも、新横浜なら意外と残っていることがある穴場スポットでもあります。
【改札内】最終手段!新幹線待合室と駅弁事情
「寝坊して時間がない」「新横浜駅での新幹線乗り換え時間が15分しかない」
そんな切羽詰まった状況で、新幹線の改札内に入ってしまった場合でも、食事を諦める必要はありません。
ただし、改札内には本格的なレストランはないため、「買って乗る」または「立ち食い」が基本になります。
品揃え最強の「グランドキヨスク」で駅弁ハンター
新幹線改札を入って中央付近にある巨大な売店「グランドキヨスク」。ここは、横浜だけでなく東京や神奈川の名物弁当が集まる激戦区です。
定番の「崎陽軒 シウマイ弁当」はもちろん、厚切りのカツが入ったサンドイッチ、季節限定の懐石弁当など、目移りするほどのラインナップです。
注意点: 夕方18時以降になると、人気の駅弁から次々と売り切れていきます。
「絶対にシウマイ弁当が良い」という場合は、改札に入る前の「キュービックプラザ」や、改札外の売店で確保しておくのが安全策です。
待合室の「スターバックス」で優雅な待ち時間
改札内の待合室エリアには、「スターバックスコーヒー」が出店しています。
ここはテイクアウト専用に近い形態ですが、サンドイッチや石窯フィローネ、ドーナツなどのフードメニューは充実しています。
コーヒーの香りと共に、温かいフードを車内に持ち込めるのは、冬場や冷房の効いた車内では特にありがたい存在です。
ホーム上の「住よし」で立ち食いきしめん?
新幹線ホーム上には、名古屋名物のきしめん店「住よし」があることで有名ですが、これは「名古屋駅」の話です。
新横浜駅の下りホーム(名古屋・大阪方面)にも立ち食いそば店がある時期がありましたが、営業状況が変わりやすいため、現在は「ホーム上での食事はあまり期待しない」方が無難です。
しっかりと食事を確保したいなら、ホームに上がる前のコンコース(改札階)で調達を済ませましょう。
新横浜駅の食事選びは「3つのゾーン」で使い分けよう
新横浜駅での食事は、持ち時間と目的によって、行くべきフロアが明確に分かれます。
- 時間がある・ゆっくり食べたいなら
迷わずエレベーターで9階・10階のレストラン街へ
「洋食キムラ」や「つばめグリル」で横浜の味を堪能 - 時間がない・サクッと済ませたいなら
エスカレーターで1階のぐるめストリートへ
「一風堂」や「丸亀製麺」でスピーディーに満腹に - 車内で豪華に・お土産も買いたいなら
2階のグランドキヨスクへ
駅弁や名店のお土産をテイクアウトして新幹線で宴会気分
特にイベント開催日(横浜アリーナや日産スタジアムでのライブ・試合日)は、どのフロアも大混雑します。
そんな時は、少し時間をずらして15時〜16時頃に食事をとるか、改札内の売店で早めにお弁当を確保するのが賢い選択です。
新横浜駅は単なる通過点ではありません。美味しい食事が集まるグルメスポットとして、ぜひ活用してみてください。

