小田原でしか買えない!ういろう薬の値段・効能・購入方法【神奈川県小田原の名薬】

神奈川県小田原市で600年以上の歴史を誇る「ういろう薬」は、地元で今も受け継がれる伝統的な和漢薬。
風邪や喉の違和感などの対策として親しまれ、観光客にも“幻の名薬”として注目されています。

本記事では、小田原でしか手に入らない「ういろう薬」の由来・価格・購入方法まで、現地ならではの魅力を詳しく紹介します。

スポンサーリンク

神奈川県小田原に伝わる「ういろう薬」とは?

神奈川県小田原市に伝わる「ういろう薬」は、外郎(ういろう)家が代々製造してきた、歴史ある伝統薬です。

室町時代に中国から渡来したとされ、現在も和菓子のういろうとは全く異なるルーツを持つ名薬として、小田原本店でのみ購入できます。

また、小田原の観光名物として知られ、お土産にも選ばれる名品ですが、通販対応が限られているため、現地での購入が基本です。ここでは、その歴史・価格・購入方法まで詳しく解説します。

室町時代から続く伝統薬の歴史

「ういろう薬」の起源は室町時代にさかのぼります。

もともとは中国・元の時代に医学や薬学を学んだ外郎家の祖先が、明の皇帝の命により帰化し、日本で薬の製造を始めたのがはじまりとされています。

後に足利将軍家に仕え、小田原に定住してからは一般庶民にも販売されるようになり、現代まで続くロングセラーとなりました。

・中国伝来の薬としての起源
・足利家に仕えた薬職人
・小田原で継承される名薬

「ういろう」という名の由来と由緒

「ういろう」という名は、もともと外郎(ういろう)家の名字に由来します。

外郎家が製造する丸薬が広く知られるようになり、その薬そのものが「ういろう」と呼ばれるようになりました。

なお、のちに登場した和菓子の「ういろう」は、この薬の名声にあやかって名付けられたともいわれています。

・「外郎家」の名字が語源
・薬の名前がそのまま定着
・後発の和菓子にも影響

菓子のういろうとの関係は?

小田原の「ういろう薬」と、名古屋などで親しまれている「ういろう(和菓子)」は、見た目も用途も異なります。

薬の「ういろう」は丸薬であり、旅人や武士の常備薬として重宝されてきた一方で、和菓子の「ういろう」は米粉を使った蒸し菓子です。

共通点はほとんどありませんが、名前の響きが同じことから混同されることもあります。

項目 ういろう薬(小田原) ういろう菓子(名古屋)
用途 薬(漢方的効用) 菓子(甘味)
原材料 植物・動物由来の生薬 米粉・砂糖など
起源 室町時代の伝統薬 江戸期以降の地方銘菓
スポンサーリンク

ういろう薬の特徴と期待される効能は?

神奈川県小田原市の「ういろう薬」は、古来より伝わる生薬をもとにした口中清涼剤として知られています。

喉や口の中の違和感を和らげたいときに使われ、旅人や歌舞伎役者にも重宝されたと伝えられています。口コミなどでは「常備していると安心」といった声も。

現在も小田原の本店のみで販売されており、希少性と歴史的背景から注目されています。

また、ういろう本店の周辺には、観光の合間に立ち寄れる人気スポットも点在しています。

あんぱんで有名な柳屋ベーカリーや、老舗グルメが楽しめるかまぼこ店巡りなど、小田原らしい味覚も一緒に楽しめるのが魅力です。

古来より伝わる使用シーン

神奈川県小田原市の「ういろう薬」は、旅人や武士の常備薬として長く親しまれてきた歴史ある伝統薬です。

古くから「喉の不快感」や「胃のムカつき」など、日常的な体調の変化に対応するために携帯されてきました。外出先や長旅の途中でも重宝され、時代を超えてその名声は続いています。

・旅人の携帯薬として活用
・喉や胃の不快感への対応
・日常使いされる伝統薬

実際に使った人の口コミ・評判

実際に「ういろう薬」を使用した人の声には、「のどの違和感に重宝している」「家に常備している」「祖父母の代から使っている」といった口コミが多く見られます。

あくまでも個人の感想であり、効能を保証するものではありませんが、長年愛されている背景には実感の声があることがうかがえます。

どんな人に向いていると言われているか

一般的には、季節の変わり目で体調を崩しやすい方や、喉をよく使う仕事の人、長距離の移動が多い人にとって、「ういろう薬」は安心感のある常備薬として語られています。

また、薬に頼りすぎず、自然由来の成分を好む方からも支持されています。

対象となる人の傾向 利用される理由(傾向)
喉を使う仕事の人 違和感を感じやすいため
旅行や出張が多い人 携帯しやすく安心できる
自然派志向の人 伝統的な生薬製品を好む
スポンサーリンク

ういろう薬の値段と購入方法

神奈川県小田原市の老舗「ういろう本店」でのみ販売される伝統薬「ういろう薬」。現在も手作業で丁寧に製造されており、複数の種類が用意されています。

価格帯も比較的手頃で、常備薬や贈答用として購入する方も多いのが特徴です。

なお、小田原城周辺を観光するついでに立ち寄れる立地にあるため、城下町の歴史やグルメとセットで楽しむ人も少なくありません。

また、小田原駅から徒歩圏内の食べ歩きルートと組み合わせて訪れるのもおすすめです。ここでは、販売されている商品のラインナップや価格の目安、購入方法の違いについて解説します。

販売されている商品ラインナップ

ういろう薬には、持ち運びやすい小型のものから自宅用に適した中型サイズまで、いくつかの種類があります。

用途や人数に合わせて選べるのが魅力です。薬包紙に包まれたシンプルな包装も、歴史を感じさせるポイントの一つです。

・常備しやすい小型サイズ
・用途に応じたラインナップ
・薬包紙のレトロな包装

価格の目安と種類別の違い

販売されているういろう薬は、容量や形状によって価格が異なります。

最も手軽なサイズである「小丸(141粒)」は約1,600円程度から、中型(428粒)で4,400円、大型(728粒)では6,600円と、用途や常備薬としての期間によって選べるのが特徴です。

いずれも神奈川県小田原市の「外郎(ういろう)本店」でのみ販売されており、丁寧な手作業と長年の技術によって製造されています。

パッケージには老舗を象徴する「外郎」の印が入り、格式ある佇まいも魅力です。

ういろう薬のラインナップと価格一覧

商品名 内容量 価格(税込) 備考
薬のういろう
透頂香(とうちんこう)
728粒 6,600円 銀色の丸薬。幅広い用途に使用。
428粒 4,400円
141粒 1,650円
印籠(いんろう)
※容器のみ
1個(黒・赤・ピンク・グレー) 各1,650円 透頂香を入れる専用容器。
妙香散(みょうこうさん) 90包 9,900円 散剤。季節の変わり目に。
15包 1,760円
振出し五香湯(ふりだしごこうとう) 30日分 8,800円 生薬ティーパック。温め目的に。
4日分 1,320円

購入はどこで?店頭と通信販売の違い

ういろう薬は基本的に「小田原ういろう本店」の店頭での販売が中心となります。

現在、公式サイトを通じた完全な通販は行われていませんが、電話での注文や取り寄せに対応している場合もあるため、直接問い合わせるのが確実です。

現地で購入することで、店内の展示や薬の歴史にも触れることができるため、観光ついでに立ち寄るのもおすすめです。

・基本は店頭販売のみ
・公式サイトでは情報提供のみ
・電話問い合わせで購入可の場合あり

創業650年!ういろう薬を扱う老舗本店の基本情報

項目 詳細
店舗 ういろう本店(外郎家)
創業 室町時代(約650年前)
住所 神奈川県小田原市本町1-13-17
場所 JR・小田急「小田原駅」東口より徒歩約15分
箱根登山鉄道「箱根板橋駅」より徒歩約12分
時間 10:00~17:00
定休日 毎週水、第三木曜日定休(12月31日、元旦)
tel 0465-24-0560

アクセス情報(電車・車・バス)

・電車:JR小田原駅東口から徒歩約15分
・バス:箱根方面行き「箱根口」バス停すぐ
・車:小田原厚木道路「小田原西IC」または西湘バイパス「小田原IC」から約5分
・駐車場:店舗隣接の専用駐車場あり(15台)

小田原駅からのアクセス:Googleマップ

スポンサーリンク

なぜ「ういろう薬」は小田原限定なのか?

神奈川県小田原市の「ういろう薬」は、創業650年を誇る「ういろう本店」でのみ購入できる現地限定の伝統薬です。現

代では珍しい“対面販売のみ”を守り続けている理由には、長い歴史と品質へのこだわりがあります。

観光の途中に立ち寄れる 小田原商店街 では、他にもご当地グルメや名産が豊富ですが、「ういろう薬」はその中でも特に現地でしか体験できない存在。

日持ちするお土産と比較しても、特別な“手渡しの品”としての価値があります。

現地販売にこだわる理由と背景

「ういろう薬」が神奈川県小田原市の本店のみで販売されている最大の理由は、伝統と品質への強いこだわりです。

室町時代から続くこの薬は、一般的な流通ではなく、対面による販売を基本としています。これは、現代においても“外郎家”の名と信頼を守るための大切な姿勢といえるでしょう。

・本店のみで販売
・品質と信頼の維持
・歴史ある処方を継承

薬としての品質維持と対面販売の重要性

「ういろう薬」は医薬部外品に分類される伝統薬であり、保管状態や服用の仕方が非常に重要とされます。

そのため、購入時には使用方法の説明や注意事項を直接伝える必要があるため、対面販売が基本となっています。

また、保存環境や温度管理が必要な場合があるため、配送による品質変化を避ける目的でも、通販での取り扱いは行っていません。

なぜ通販不可?現代でも守られる伝統方針

「ういろう薬」は、あえてオンライン販売を行っていません。それは、室町時代から続く“対面での丁寧な説明”という伝統を重視しているからです。

体調や状況によって服用が適しているかどうかの判断が必要となるため、顔を見て販売するという姿勢を今も守っています。

また、保存方法や使用量などを購入時にきちんと伝えることが、安心して服用してもらうためには欠かせません。

これらの理由から、現在でも「小田原の本店のみ」での販売が基本とされています。

・対面販売を継承
・健康への配慮を重視
・説明と信頼がセット
スポンサーリンク

「ういろう薬」を求めて小田原を訪れる魅力

神奈川県小田原市にある「ういろう本店」は、薬と菓子の二面性をもつ全国でも珍しい老舗。とくに“薬のういろう”は小田原限定の伝統薬として今も多くの人々に求められています。

この章では、日帰り電車旅で楽しめる小田原観光の中でも注目される「ういろう本店」や、城下町にひっそり佇む穴場スポットとしての魅力を、観光・お土産・歴史体験の観点からご紹介します。

「ういろう本店」周辺の観光スポット

ういろう本店のある小田原市本町エリアは、小田原城や松原神社などの名所が徒歩圏内に点在しています。

ういろう本店から 徒歩7分 ほどで小田原城址公園にアクセスでき、歴史と自然を感じながら街歩きが楽しめます。

近くの 小田原商店街 では、地元の味や雑貨が揃っており、観光ルートにぴったりです。

・小田原城まで徒歩圏内
・歴史と街歩きが両立
・商店街で食べ歩きも

小田原土産としての価値と限定性

「ういろう薬」は、その希少性と歴史的背景から、他にはない“唯一無二のお土産”として評価されています。

通信販売は行っておらず、本店での対面販売限定というスタイルも、特別感を高める理由のひとつ。旅行先でしか手に入らないものとして、贈り物や記念品としても人気です。

歴史と文化に触れる旅としての楽しみ方

650年以上続く外郎家の歴史は、小田原という土地の文化とも深く結びついています。

店内には、薬やういろうの製造工程を伝える展示コーナーもあり、買い物だけでなく“学びのある観光”として楽しむことができます。

小田原の歴史を感じながら、地域と伝統に触れる貴重な機会になるでしょう。

周辺観光スポット アクセス目安
小田原城 徒歩約7分
松原神社 徒歩約5分
小田原商店街 徒歩約3分
スポンサーリンク

まとめ:小田原でしか出会えない「ういろう薬」の魅力を体感しよう

神奈川県小田原市の「ういろう薬」は、650年の歴史を誇る伝統薬として、今もなお外郎本店で大切に受け継がれています。

薬としての品質と由緒を守るため、通信販売ではなく現地のみの対面販売にこだわる姿勢も、希少価値を高める理由のひとつです。

その魅力は、単なる効能だけでなく、歴史や文化、そして老舗の空気感に触れることでより一層深まります。観光の合間に立ち寄って、本物のういろう薬に出会い、小田原の伝統を肌で感じてみてください。