神奈川県横須賀市は、東京湾と相模湾の両方に面し、海と緑の景観、地元グルメ、歴史が調和した人気の観光エリアです。
市内には国土交通省認定の「道の駅」はありませんが、実質的にそれ以上に楽しめる“道の駅風スポット”が多く存在します。
地元農家の新鮮な野菜や三浦半島の海の幸が並ぶ直売所、海沿いで食事やカフェを楽しめる市場など、ドライブ途中の立ち寄りにぴったりな場所が揃っています。
本記事では、「神奈川・横須賀の道の駅おすすめ３選」として、地元でも人気の高い「すかなごっそ」「よこすかポートマーケット」「うらりマルシェ」を厳選紹介。
それぞれの特徴、アクセス、グルメ、混雑回避のコツ、観光との組み合わせ方までをわかりやすく解説します。日帰りドライブや週末のお出かけ、家族旅行の参考にしてみてください。
横須賀「道の駅」が人気の理由と探す前に知っておきたいポイント
「横須賀 道の駅 おすすめ」と検索する人の多くが疑問に思うのが、「横須賀に道の駅はあるの？」という点です。実際には、市内に正式な道の駅はありません。
しかし、JAや観光協会、地元事業者が協力して運営する“道の駅的施設”が多数あり、休憩・買い物・食事・観光を一箇所で満喫できる場所として人気を集めています。
これらのスポットは「駐車場完備」「地元産品販売」「飲食施設併設」「観光情報発信」の４要素を備え、公式の道の駅に劣らない利便性を誇ります。
特に三浦半島全体がドライブコースとして整備されているため、横須賀を起点に自然と食を巡る旅がしやすいのも魅力です。
効率よく巡りたい方は、三浦半島の道の駅ドライブモデルコースをチェックすると、人気直売所や海沿いスポットをスムーズに回れます。
また、地元の恵みを味わいたい方は、旬の三浦野菜がそろう直売スポット野菜の里 須軽谷にも立ち寄ると、里山の雰囲気と採れたて食材を満喫できます。
認定施設こそなくとも、“地元の人が作り上げた道の駅文化”が息づいているのが横須賀の特徴です。
横須賀エリアに“道の駅”が少ない理由
横須賀市は、丘陵地と海岸線が入り組んだ地形が特徴で、大規模な平地を確保しにくいエリアです。
そのため、国土交通省の基準を満たす「道の駅」の設置が難しいとされています。しかし、その代わりに地域の農協や漁協が主導する直売所や市場が発展し、地元経済と観光の橋渡し役を担っています。
つまり、正式な道の駅はなくても、横須賀の“道の駅的スポット”は、地元の人々の手で作り上げられた「地域型の小さな道の駅」と言える存在です。
横須賀の道の駅風スポットが人気の理由
- 地元の農家・漁港直送の新鮮な食材をその場で手に入れられる
- 駐車場やトイレ、休憩スペースが整っておりドライブ途中に便利
- カフェやレストランも併設されており、地産地消グルメが楽しめる
- 季節ごとのイベントやマルシェも開催され、地域文化に触れられる
- 観光地へのアクセスが良く、日帰り旅行の拠点として利用しやすい
横須賀の「道の駅風スポット」は、単なる物販施設ではなく、地元と観光客が交流する場所として機能しています。
週末になると、地元農家が持ち寄る新鮮な野菜を求める人や、カフェでゆっくりコーヒーを楽しむ観光客、SNS映えする海沿いの写真を撮影するカップルなど、多様な層で賑わいます。
横須賀の“道の駅的”スポットの魅力と強み
横須賀の道の駅風スポットの最大の魅力は、「新鮮・安い・美味しい」の三拍子がそろっていることです。野菜は朝採れ、魚介は漁港直送。
大型スーパーにはない鮮度と価格で、多くのリピーターを惹きつけています。さらに、地元生産者の顔が見える販売形式で安心感も抜群です。
また、施設ごとに個性が異なるのも魅力。例えば、「すかなごっそ」は農産物が中心、「よこすかポートマーケット」は観光型グルメ施設、「うらりマルシェ」は港町の活気を味わえる海鮮市場です。
目的に応じて立ち寄る場所を選ぶ楽しみがあり、三浦半島全体を巡る旅がさらに充実します。
季節で変わる楽しみ方とイベント情報
横須賀・三浦半島の道の駅風スポットでは、季節ごとにさまざまなイベントやフェアが開催されます。
春には「三浦キャベツまつり」、夏には「すかなごっそのひまわりフェア」、秋冬は「大根・三浦野菜収穫祭」など、地元の旬をテーマにした催しが目白押しです。
また、年末年始には正月用食材の販売が行われるなど、地域密着型の行事が多いのも特徴。観光客でも気軽に参加でき、地元の人との交流を通じて“本物の横須賀らしさ”を体感できます。
観光とグルメを両立できるのが魅力
横須賀の道の駅風スポットは、単なる買い物や休憩所にとどまらず、観光とグルメを同時に楽しめる場所としても注目されています。
周辺には「ソレイユの丘」や「観音崎公園」などの観光スポットも多く、家族連れやカップルでのドライブ旅に最適です。
特に人気なのが、「道の駅で朝市→海辺カフェでランチ→夕方にポートマーケットでお土産購入」という流れ。効率よく回れるうえに、海と自然の景色も堪能できるため、1日中飽きずに楽しめます。
横須賀道の駅めぐりをもっと楽しむコツ
- 開店直後（9時～10時）の時間帯を狙うと鮮度の高い食材を購入できる
- 午前は直売所巡り、午後はカフェや港散策を組み合わせると満足度が高い
- 週末は混雑するため、平日の午前がおすすめ
- 野菜・魚介を購入する場合は保冷バッグ必須
- 駐車場は無料・有料問わず満車になりやすいので早めの到着を
このように、横須賀の“道の駅的スポット”は、買い物・グルメ・観光を同時に楽しめる万能な休憩拠点です。三浦半島の豊かな自然と地元食材を堪能するなら、これらの施設を活用しない手はありません。
おすすめ① すかなごっそ｜地元農家400人が支える直売の拠点
横須賀エリアで“道の駅のように楽しめるスポット”として、まず名前が挙がるのが「すかなごっそ」です。三浦半島の新鮮な野菜や果物、地元グルメを求めて、週末には朝から多くの人が訪れる人気の直売所です。
観光客はもちろん、地元の主婦や飲食店オーナーも買い出しに訪れるほど信頼されています。季節ごとの旬野菜やイベントが豊富で、いつ訪れても新しい発見があります。
「すかなごっそ」は、横須賀市長井にあるJAよこすか葉山が運営する大型直売施設で、神奈川県内でもトップクラスの集客を誇ります。
名前の由来は「すか＝横須賀」「なごっそ＝野菜をたくさん食べよう」という意味を持つ方言から生まれたもの。
地元農家約400人が登録し、毎朝採れたての野菜・果物・惣菜・花を出荷しており、新鮮さと品揃えの豊富さが自慢です。
すかなごっそアクセスと基本情報
| 所在地 | 神奈川県横須賀市長井1-15-15 |
|---|---|
| アクセス | 三浦縦貫道路「林」出口から国道134号を南下し約1.3km |
| 最寄り駅 | 京急「三崎口駅」からバス「小根岸」停下車徒歩1分 |
| 営業時間 | 9:30～17:00（水曜定休） |
| 駐車場 | 約200台（無料） |
魅力とおすすめ商品
「すかなごっそ」では、地元の旬の野菜や加工食品が手に入ります。三浦半島ブランドのキャベツ、大根、トマトなどはもちろん、葉山牛、地元産卵のプリン、シフォンケーキなども人気。
特に「三浦大根の漬物」や「地元野菜の総菜弁当」は早い時間に売り切れることもあります。
- 三浦キャベツ・三浦大根などのブランド野菜
- 地元産の惣菜、加工食品、ジャムや味噌
- 葉山牛・地場卵・新鮮な果物や花
- 地元漁港から届く冷凍マグロ・生シラス
また、隣接する「魚館」では海産物も扱っており、地元の漁師から仕入れた干物や冷凍マグロを購入できます。
農産物と海産物の両方を一度に買える点が、“道の駅”としての利便性をさらに高めています。
訪問のコツ
- 午前中の来店がベスト（特に開店〜10時台）
- 休日は駐車場が満車になるため早めの到着を
- 保冷バッグを持参し、野菜や海産物を安心して持ち帰る
- 周辺のレジャーと組み合わせて一日観光に
「すかなごっそ」のすぐ近くには、家族連れやカップルに人気のソレイユの丘ジップラインや、新鮮な地魚ランチを楽しめる長井漁港があります。
買い物のあとに遊びや食事と組み合わせると、横須賀らしい“畑と海の恵み”を一日で堪能できます。
おすすめ② よこすかポートマーケット｜海沿いでグルメとお土産を楽しむ
横須賀の中心エリアで近年注目を集めているのが「よこすかポートマーケット」です。2022年にリニューアルオープンして以降、観光・グルメ・ショッピングを同時に楽しめる複合施設として人気が急上昇しています。
三浦半島の玄関口ともいえる立地にあり、海を望むロケーションとモダンなデザインが特徴。観光客はもちろん、地元の人々も休日に訪れる“海辺の憩いの場”として定着しています。
館内では、地元漁港で水揚げされた新鮮な海鮮や、三浦野菜、葉山牛などの地元食材を使ったグルメが充実。
横須賀らしいスイーツやお土産も豊富で、買い物・食事・観光のすべてをここ一か所で楽しめます。
海風を感じながら散策できるデッキスペースや、港を一望できるテラス席も完備されており、海辺ドライブの立ち寄り先としても最適です。
よこすかポートマーケットのアクセスと施設情報
| 所在地 | 神奈川県横須賀市新港町6 |
|---|---|
| アクセス | 横浜横須賀道路「横須賀IC」から約10分／京急「横須賀中央駅」より徒歩15分 |
| 営業時間 | 10:00〜19:00（店舗により異なる） |
| 駐車場 | 約200台（有料） |
見どころと人気グルメ
- 横須賀名物「海軍カレー」や「ドブ板バーガー」を現地で味わえる
- 三浦半島の地魚や海鮮丼が楽しめるレストランが多数
- 「よこすかジェラートファクトリー」では地元牛乳を使った濃厚ジェラートが人気
- お土産には「スカレーくんグッズ」やクラフトビールが好評
施設内外には海を望むテラス席やフォトスポットがあり、軍港クルーズとのセット観光にも便利です。夕暮れ時のライトアップされた港の景色は絶景で、カップルや写真愛好家にも人気です。
訪問のヒント
- 午前〜昼は買い物中心、夕方は景色・ディナー目的で訪れるのがおすすめ
- 海風が強いので、秋冬は上着を準備
- 駐車場混雑を避けるなら平日の午後が狙い目
- 軍港クルーズ乗り場が隣接しており、観光と一緒に楽しめる
「よこすかポートマーケット」は、グルメ・ショッピング・観光が一体化した横須賀の新たな顔。地元食材を使った料理と港の景色を一緒に堪能できる贅沢なスポットです。
おすすめ③ うらりマルシェ（三崎港）マグロと海の幸がそろう港町の市場
三浦半島の南端、三崎港に位置する「うらりマルシェ」は、地元の漁業と観光が融合した“海の道の駅”のような人気スポットです。
港町ならではの活気ある雰囲気と、新鮮な海の幸を求めて週末には多くの観光客が訪れます。特にマグロの聖地として知られる三崎ならではのグルメやお土産が豊富で、地元の味覚を存分に堪能できる場所です。
「うらりマルシェ」は、実質的に三浦半島の“道の駅”として機能しており、地元漁港直送の新鮮なマグロや地魚、朝採れ野菜、地元スイーツなどが一度に楽しめます。
1階は海産物エリア、2階は農産物や特産品の販売フロアに分かれ、常に観光客や地元の買い物客でにぎわっています。
周辺には海辺の散歩道やカフェも多く、港の風景とともにリゾート気分を味わえるのも魅力です。
なお、三崎港エリアをさらに楽しみたい方は、地元マグログルメが揃う三崎さかなセンターもおすすめです。うらりマルシェと合わせて巡ると、港町ならではの食べ歩きと買い物を満喫できます。
うらりマルシェ（三崎港）基本情報
| 所在地 | 神奈川県三浦市三崎5-3-1 |
|---|---|
| アクセス | 横須賀から車で約30分／京急「三崎口駅」からバス「三崎港」下車すぐ |
| 営業時間 | 9:00〜17:00 |
注目ポイントとおすすめ体験
- 三崎漁港直送のマグロ専門店が多数立ち並ぶ
- テイクアウトで人気の「マグロステーキ串」「マグロカツバーガー」
- 2階の農産物コーナーでは地元の三浦野菜や果物が購入可能
- 港を一望するテラス席で、海風を感じながら食事や休憩が楽しめる
また、観光クルーズ船「にじいろさかな号」で港を遊覧できるなど、グルメと観光を同時に楽しめるのが魅力です。新鮮なマグロや地魚をお土産に買う人も多く、横須賀や三浦半島のドライブの最終立ち寄りスポットとしても人気があります。
訪問のコツ
- 午前中（特に開店直後）が最も鮮度の高い魚介を購入できるタイミング
- 休日は観光バスが多いため、午前9時台の来場がおすすめ
- 人気のマグロ丼店は昼時に混み合うため、早めのランチが快適
- テイクアウトメニューは食べ歩きにも便利で、港のベンチでのんびり過ごせる
- 駐車場は満車になることが多いため、周辺の有料駐車場を事前チェックしておくと安心
- 天気の良い日はクルーズ体験を組み合わせると、観光満足度がさらにアップ
うらりマルシェは海と市場の魅力を同時に味わえる場所です。朝から訪れれば新鮮な魚介を購入でき、昼には海辺のグルメ、午後は港散策と、1日を通してゆったりとした時間を過ごせます。
横須賀道の駅３スポットを組み合わせたモデルプラン
横須賀や三浦半島を一日で効率よく楽しみたい人には、「すかなごっそ」「うらりマルシェ」「よこすかポートマーケット」を組み合わせた周遊ドライブがおすすめです。
どの施設も距離が比較的近く、車での移動がしやすいため、朝から夕方まで食・買い物・観光をすべて満喫できます。
地元の新鮮食材を買い、海辺でグルメを楽しみ、最後はスイーツと絶景で締めくくる――そんな“よくばり旅”ができるのが、このルートの魅力です。
また、季節によっては農園体験を組み合わせるのもおすすめです。秋は津久井浜のみかん狩り、冬～春はいちご狩りが楽しめるため、旬の味覚と景色を同時に味わえます。
観光客だけでなく、地元ドライバーにも人気のルートで、春は菜の花やキャベツ畑、夏はマリンブルーの海、秋冬は大根畑と澄んだ空気が広がり、訪れるたびに新しい表情を見せてくれます。
自然・食・文化が融合した横須賀ならではの一日ドライブプランを、ここで紹介します。
横須賀・三浦半島を満喫するおすすめドライブルート
- 午前：すかなごっそで地元農家の朝採れ野菜や手作り惣菜を購入
- 昼：うらりマルシェで新鮮なマグロ丼ランチを堪能
- 午後：よこすかポートマーケットでスイーツを味わいながら海辺を散策
このルートなら、横須賀市から三浦半島をぐるりと巡るドライブコースが完成します。
国道134号線や県道26号線を走る途中には、美しい海岸線や丘陵地の絶景ポイントが点在し、運転自体が旅の一部として楽しめます。
朝市で買い物、昼は海の幸ランチ、午後はカフェでひと息という流れで、地元の旬と風景を一度に味わうことができる理想的なプランです。
ドライブをさらに楽しむコツ
- 午前中に出発して、混雑を避けながらスムーズに回るのがポイント
- 道中にある「ソレイユの丘」や「荒崎公園」に立ち寄ると自然散策も満喫できる
- 季節によっては「三浦キャベツ」「新玉ねぎ」「シラス」など旬の味覚をチェック
- カメラを持参して、港や海沿いの風景を撮影すれば旅の思い出に
- 帰りは夕暮れ時の海沿いドライブが絶景。横須賀中央で夜ご飯を楽しむのもおすすめ
１日で「買う・食べる・見る」をすべて満喫できるこのルートは、初めて横須賀や三浦半島を訪れる人にもぴったり。
地元グルメと自然が融合したドライブコースで、横須賀の新しい魅力を体感してみましょう。
神奈川・横須賀の道の駅風スポットで一日満喫！
「神奈川・横須賀の道の駅おすすめ３選」として紹介した「すかなごっそ」「よこすかポートマーケット」「うらりマルシェ」は、いずれも地元食材を中心に観光・休憩・食事が楽しめる施設です。
公式な「道の駅」ではなくても、利便性や満足度はむしろそれ以上。横須賀ドライブの途中で立ち寄ると、旅の楽しみが一気に広がります。
特に三浦半島は、海と畑が隣り合う土地柄で、新鮮な野菜と魚介が同時に味わえる貴重な地域。週末ドライブ、デート、家族旅行にぴったりのロケーションです。
次の休日は、ぜひ横須賀・三浦の“道の駅風スポット”を巡って、食と景色、そして人の温かさを感じる小さな旅に出かけてみてください。
