芦ノ湖の箱根町港と元箱根港どっちがおすすめ？違い・観光スポット・アクセス紹介

神奈川県・箱根の芦ノ湖には「箱根町港」と「元箱根港」という2つの主要港があります。

どちらも観光やアクセスに便利ですが、海賊船・遊覧船の利用や周辺スポットの違いを知っておくことで、より満足度の高い観光ルートを組むことができます。

神奈川・箱根の芦ノ湖にある「箱根町港」と「元箱根港」どっちがおすすめ？違いと基本情報

神奈川・箱根の芦ノ湖沿いに位置する「箱根町港」と「元箱根港」は、観光船の発着地として人気のエリアです。

季節ごとの気温や服装を押さえておくと快適に過ごせ、標高や地形の特徴を理解すれば移動計画も立てやすくなります。

それぞれの港の特徴やアクセス方法、周辺の観光スポットを比較して、自分に合った港選びの参考にしてください。

場所と雰囲気の違い（湖畔の街並みと滞在スタイル）

芦ノ湖の南岸に並ぶ「箱根町港」と「元箱根港」は、わずか約1kmの距離でも体験は別物。

前者は落ち着いた湖畔散策＋乗船拠点、後者は参道と商店が連なる“にぎわいの玄関口”。旅の目的に合わせて拠点を選ぶと、移動ロスを減らせます。

港	雰囲気	周辺の特徴	向いている滞在
箱根町港	静か・ゆったり	案内所・土産店・湖畔食事処	短時間乗船・落ち着いて散策
元箱根港	にぎわい・参道街	箱根神社至近・カフェ多数	食べ歩き・写真映え重視

「箱根町港」の特徴とは？

湖沿いに視界が開け、桟橋〜売店〜観光案内所がコンパクトにまとまっています。

チケット購入や乗降がスムーズで、滞在を短く切り上げたい日帰り派や小さな子連れにも扱いやすい構成。駐車場や路線バス停から港までの高低差が少ないのも利点です。

• 動線：駐車場→案内所→乗船口が一直線で迷いにくい
• 食事：湖畔レストランが点在、落ち着いて座れる店が多め
• 所要：乗船＋軽い散策で60〜90分に収めやすい

「元箱根港」の特徴とは？

鳥居や参道が象徴的で、写真映えスポットと店舗が連続。乗船前後にスイーツや和菓子の食べ歩き、参拝を組み合わせやすいのが魅力です。

週末は人流が多くなるため、乗船時間から逆算して散策時間を配分するのがコツ。

• 観光：箱根神社・杉並木・湖畔遊歩道が徒歩圏
• グルメ：カフェ・軽食店が多く、さくっと休憩しやすい
• 写真：鳥居×湖×船の構図で“映え”を狙いやすい

港ごとの役割と近接施設（観光案内所・お土産・食事）

箱根町港は「情報取得と乗船の効率」を重視した配置、元箱根港は「参拝・商店街・食べ歩き」を軸に滞在を伸ばしやすい配置。

いずれも売店・トイレは港近くにまとまるため、乗船前に済ませておくと安心です。

項目	箱根町港	元箱根港
観光案内所	隣接で手続きが早い	周辺に情報掲示・案内多め
買い物	土産店が点在	商店街で選択肢豊富
食事	湖畔で落ち着いて食事	軽食・カフェの選択肢多い

どんな人に向いている？利用シーン別おすすめ

効率重視・乗船メインなら「箱根町港」。参拝・食べ歩き・写真を絡めたいなら「元箱根港」。

家族連れは段差や人混み負担を考え、午前の空いている時間帯に「元箱根港」、昼以降のスムーズな乗降なら「箱根町港」がおすすめです。

• 短時間派：箱根町港で乗船→湖畔ランチ
• 散策派：元箱根港で参拝→食べ歩き→乗船
• 写真派：元箱根港で鳥居ショット→遊覧へ

混雑しやすい時間帯と回避のコツ

土日祝・繁忙期は10:00〜12:00／14:00〜16:00がピーク。混雑を避けるなら8:30〜10:00の早便、または16:00以降が狙い目。往復ではなく片道乗船＋徒歩／バス移動の“片道戦略”も有効です。

箱根町港と元箱根港の観光スポットで比較！港から歩ける見どころと写真映えポイント

神奈川・箱根の芦ノ湖沿いにある箱根町港と元箱根港は、徒歩圏内に観光スポットや写真映えスポットが集まっており、それぞれ異なる魅力を楽しめます。

港ごとの見どころやグルメ事情を把握しておくことで、短時間の滞在でも満足度の高い観光プランが立てられます。

箱根神社・平和の鳥居へのアクセスと所要時間

元箱根港からは箱根神社の参道まで徒歩約10分、湖畔に立つ「平和の鳥居」までは徒歩約12分と近く、参拝や記念撮影に立ち寄りやすい距離です。

一方、箱根町港から箱根神社までは徒歩20分前後かかりますが、湖畔の景色を楽しみながらゆったり歩けます。

旧街道杉並木・箱根関所エリアの散策ルート

箱根町港は箱根関所や資料館、旧東海道杉並木の入り口が徒歩5分圏内にあり、歴史散策の拠点として最適です。

杉並木は全長約500mの石畳が続き、季節ごとに表情が変わる自然のトンネル。元箱根港からも徒歩15分ほどでアクセスできますが、時間に余裕を持つのがおすすめです。

湖畔カフェ・ランチ・スイーツの充実度（港別グルメ事情）

元箱根港周辺は参道沿いの甘味処やカフェが多く、食べ歩きや休憩に最適。箱根町港側は歴史散策の合間に入れる湖畔レストランが点在します。

お土産なら芦ノ湖エリアで人気の箱根バターサンドが要チェック。散策後のカフェタイムにも相性抜群です。

箱根町港周辺は湖畔レストランや郷土料理店が多く、落ち着いて食事を楽しみたい人向きです。ランチのピークは12時〜13時なので、少し時間をずらすとスムーズに入店できます。

港	グルメ傾向	おすすめ利用シーン
箱根町港	湖畔レストラン・郷土料理	ゆっくりランチ・家族連れ
元箱根港	カフェ・スイーツ・軽食	食べ歩き・友人同士

季節ごとのベストショット（朝焼け・夕景・富士ビュー）

箱根町港は富士山を背景にした湖景が望める撮影スポットが多く、冬場は澄んだ空気でよりクリアな富士ビューが狙えます。

元箱根港は平和の鳥居や湖面に映る朝焼け、夕景の撮影に適しており、春や秋は特に色彩豊かな写真が撮れます。

発着とルートで比較！海賊船と遊覧船の乗り場・運航の違い

神奈川・箱根の芦ノ湖では、写真映えにこだわった海賊船と遊覧船の違いを知っておくことで、より自分に合った観光プランを立てられます。

発着港やルート、所要時間、チケットの買い方を押さえておくと、当日の動線がスムーズになります。お得に回るなら箱根フリーパスの日帰り版の活用もおすすめです。

海賊船の発着港と主なルート（箱根町港／元箱根港／桃源台）

海賊船は「箱根町港」「元箱根港」「桃源台」を結ぶ幹線ルートで、区間乗船・通し乗船の両方が可能です。

代表的な回り方は、桃源台 ⇄ 元箱根 ⇄ 箱根町を片道または往復で利用し、片道は湖畔散策やバス移動を組み合わせるプラン。展望デッキが複数ある船が多く、晴天時は甲板から富士ビューを狙えます。

遊覧船の発着港と周遊コース（所要時間・眺望の特徴）

遊覧船は「箱根町港」または「元箱根港」を発着とした周遊コースが中心。所要はおおむね40分前後で、落ち着いた船内から湖岸の緑や鳥居、山並みをゆったり鑑賞できます。

悪天候でも窓越しに景色を楽しみやすく、乗降が少ないぶん短時間で湖の雰囲気を味わえるのが魅力です。

往復時間と待ち時間の目安（季節・時間帯での変動）

海賊船の通し往復は約50〜70分、区間往復は約25〜40分が目安。遊覧船の周遊は約40分が一般的です。

待ち時間は平日で10〜20分、土日祝や繁忙期は30分以上になることも。午前早めか夕方に分散し、港を変えて乗船することで待機を抑えられます。

チケットの種類とお得な買い方（フリーパスの適用）

海賊船は「区間券／往復券／一部の乗り放題券」、遊覧船は「単便周遊券／一日券」などが中心です。

複数交通機関を使うなら箱根エリアの周遊パス類を検討すると、総額が下がりやすく乗継もスムーズ。

現地の自販機・窓口のほか、混雑時はオンライン購入や早めの券売機利用で待ち時間を短縮できます。

簡易表：ルート・時間・購入の目安

右にスクロールできます👉

箱根町港と元箱根港へのアクセスを比較：電車・バス・車での行き方

神奈川・箱根の芦ノ湖沿いにある「箱根町港」と「元箱根港」は、どちらも観光船や周辺観光への拠点として便利な港です。

箱根ロープウェイはどこから乗る？を押さえておくと、港とロープウェイを組み合わせた周遊がスムーズになります。

車で訪れる場合は、桃源台駅駐車場の情報もあわせてチェックしておくと、混雑時や代替ルート選びに役立ちます。

ここでは、箱根湯本や小田原方面からの公共交通ルート、車で訪れる際の駐車場事情、ロープウェイやケーブルカーとの接続方法など、アクセス面の特徴を比較して解説します。

箱根湯本・小田原からの公共交通ルート（乗り換え動線）

公共交通でアクセスする場合、箱根湯本駅からは箱根登山バス「H路線」で元箱根港や箱根町港方面へ直行できます。

小田原駅からも同様にバス路線があり、所要時間は約40〜50分。休日や繁忙期は道路が混み合うため、余裕を持ったスケジュールがおすすめです。

車で行く場合の駐車場事情（港前・近隣P・満車時の代替）

両港とも港前に駐車場があり、観光船利用者には利便性が高いですが、台数は限られます。満車の場合は近隣の有料駐車場や臨時駐車場を利用すると安心です。シーズン中は午前中の早め到着がスムーズです。

ロープウェイやケーブルカーとの接続（周遊に便利な動線）

芦ノ湖観光を広域で楽しむなら、箱根ロープウェイやケーブルカーと組み合わせた周遊ルートがおすすめです。

たとえば、ロープウェイ終点の桃源台駅から海賊船に乗船し、元箱根港や箱根町港へ向かうルートは効率的で人気です。

悪天候・繁忙期のリスクと当日の運行確認ポイント

悪天候時には船やロープウェイが運休になる場合があります。また、繁忙期は道路渋滞や駐車場満車が発生しやすいため、事前に公式サイトや交通情報を確認しておくことが大切です。

アクセス比較の簡易表

出発地	公共交通	車	接続のしやすさ
箱根湯本	バス約40〜50分	約30〜40分	バス直行で◎
小田原	バス約40〜50分	約35〜45分	バス直行で○
桃源台	海賊船利用で直行	約15〜20分	ロープウェイ接続◎

箱根・芦ノ湖の港選びで変わる！半日〜日帰りプランのモデルコース

同じ芦ノ湖でも「箱根町港」と「元箱根港」を起点にすると動線や滞在スタイルが大きく変わります。

ここでは半日〜日帰りで回しやすいモデルコースを、所要時間の目安とあわせて提案します。天候・混雑に左右されにくい代替案も用意しておけば、当日の満足度がぐっと上がります。

箱根町港起点：関所跡と湖畔散策＋海賊船で周遊

湖畔に歴史スポットが集まる箱根町港は、短時間でも密度高く楽しめるのが魅力。関所跡や資料館、杉並木を散策してから海賊船で元箱根へ往復すれば、歴史と景観の両方を味わえます。

• モデル行程（約3.5〜4時間）
• 箱根町港 散策30分 → 箱根関所跡・資料館60分 → 杉並木散策30分 → 海賊船往復50〜70分 → 湖畔カフェ休憩30分

元箱根港起点：箱根神社参拝と遊覧船でのんびり湖上観光

フォトスポットが多い元箱根港は、参道散策と神社参拝を軸に。鳥居や湖畔の遊歩道を歩いたあと、遊覧船で40分の周遊コースへ。ゆっくり景色を楽しみたい人向けです。

• モデル行程（約3〜3.5時間）
• 元箱根港 → 参道〜箱根神社参拝70〜90分 → 湖畔スイーツ休憩30分 → 遊覧船周遊40分 → 港周辺で土産20分

ロープウェイ×船の周遊ループ（桃源台連絡で効率周遊）

移動効率を最優先するなら、ロープウェイと船をループ状に。桃源台をハブに「早雲山⇄大涌谷⇄桃源台⇄元箱根／箱根町」を組み合わせ、往復せず周遊できるのが強みです。

• モデル行程（約4.5〜5.5時間）
• 早雲山→大涌谷（見学40〜60分）→桃源台→海賊船で元箱根or箱根町（下船散策60〜90分）→港からバスで起点へ戻る

雨の日・渋滞時のリカバリープラン（屋内スポット活用）

天候悪化や道路混雑時は、屋内中心に切り替え。港周辺の資料館・美術展示、屋根付きの商店街・カフェ滞在、短時間周遊の便を選ぶなど柔軟に入れ替えましょう。

• モデル行程（約3時間）
• 港周辺の屋内スポット60〜90分 → 屋根付きのランチ滞在60分 → 小雨の合間に短時間周遊（30〜40分）

港別モデルコース早見表

起点	主な内容	時間	向いている人
箱根町港	関所跡・杉並木＋海賊船往復	3.5〜4時間	歴史＆湖景をバランス良く
元箱根港	神社参拝＋遊覧船周遊	3〜3.5時間	写真映え・のんびり派
桃源台連絡	ロープウェイ＋海賊船の周遊	4.5〜5.5時間	効率重視・移動好き
雨・渋滞時	屋内中心＋短時間周遊	約3時間	天候依存を避けたい

箱根町港と元箱根港への料金・所要時間・快適度の早見比較

同じ芦ノ湖の港でも、発着便の種類や運航間隔、混雑度によって料金や所要時間、快適さが変わります。

ここでは海賊船・遊覧船の料金目安、港ごとの待ち時間傾向、利用者層別の快適度をコンパクトにまとめました。

海賊船と遊覧船の料金目安と往復時間の違い

海賊船は観光演出を重視した大型船で、桃源台〜箱根町港または元箱根港を結び、往復で約50〜70分。

料金は大人2,220円前後、小人1,110円前後が目安です。遊覧船は周遊40分コースで大人約2,000円、小人は半額程度。短時間で景色を満喫できます。

港別の待ち時間傾向と並びやすさ

箱根町港は観光案内所や関所跡に近く、発着前後に周囲で時間調整しやすい立地。元箱根港は参道や商店街で過ごせるため、待ち時間も退屈しません。

繁忙期は両港とも発券や乗船に30分以上並ぶこともありますが、平日は5〜15分程度で乗船可能です。

子連れ・シニア・カップル別の快適度比較

子連れはベビーカーの動線や近くに授乳室がある箱根町港が便利。シニアは段差が少なく、港周辺が平坦な元箱根港がおすすめ。

カップルは景色の写真映えスポットが豊富な元箱根港で、参道散策と組み合わせると雰囲気が高まります。

港・船種別の比較簡易表

港／船種	料金(大人)	往復時間	待ち時間傾向	快適度
箱根町港／海賊船	約2,220円	50〜70分	平日5〜15分、繁忙期30分〜	子連れ◎施設近く便利
元箱根港／海賊船	約2,220円	50〜70分	平日5〜15分、繁忙期30分〜	カップル◎景観良
箱根町港／遊覧船	約2,000円	40分周遊	平日5〜10分、繁忙期20分〜	短時間観光に最適
元箱根港／遊覧船	約2,000円	40分周遊	平日5〜10分、繁忙期20分〜	参道散策と好相性

よくある質問：箱根町港と元箱根港の選び方の疑問を解決

芦ノ湖観光で「箱根町港」と「元箱根港」のどちらを利用するかは、旅の満足度を左右するポイントです。

ここでは初めて訪れる人が迷いやすい選び方や、駐車場満車時の代替案、混雑時でも快適に乗船するためのコツをまとめました。

初めてならどっちが便利？迷ったときの決め方

短時間で効率よく乗船・下船したい場合は、動線がシンプルな箱根町港がおすすめ。

一方で、観光や散策を組み込みたい場合は、参道や商店街に近い元箱根港が適しています。アクセス方法や周辺施設の好みに応じて選びましょう。

駐車場が満車のときは？現実的な代替と動線

両港とも繁忙期には満車になりやすく、近隣のコインパーキングや少し離れた駐車場を利用するのが現実的です。

徒歩10分圏内の駐車場や、港間を移動できるバス・遊覧船の利用も視野に入れると、混雑回避がしやすくなります。

混雑ピークでも快適に乗るコツ（時間帯・乗り場チョイス）

土日祝や大型連休は午前10時〜正午、午後2時〜4時が混雑のピーク。早朝便や夕方便を狙うと比較的空いています。また、混雑時は発券や乗船の回転が早い港を選ぶのも有効です。

港選びの簡易比較表

条件	箱根町港	元箱根港
短時間観光	◎（動線シンプル）	○（散策混合）
周辺観光	○（関所跡近く）	◎（神社・参道近く）
混雑ピーク回避	早朝夕方便が有効	平日または夕方便
駐車場代替	近隣P・港間移動可	徒歩圏P・港間移動可

旅の目的に合わせて港を選べば芦ノ湖観光はもっと快適！

芦ノ湖観光を満喫するためには、写真映えスポットを重視するのか、神社参拝を中心にするのか、食べ歩きを楽しむのかといった目的に応じて港を選ぶことが大切です。

動線や往復時間を意識したタイムマネジメントを行えば、限られた時間でも効率的に観光できます。

さらに、当日の運行状況や待ち時間を事前にチェックしておくことで、混雑や天候の影響を最小限に抑えられます。計画的な港選びと情報収集で、芦ノ湖の魅力を存分に楽しみましょう。