羽田空港から神奈川県の箱根・箱根湯本への行き方まとめ！高速バスや帰り方も紹介

羽田空港から神奈川県の箱根・箱根湯本エリアへ向かうには、電車と高速バスのどちらを使うべきか迷う方も多いはずです。

観光や宿泊の目的地によって、最適なアクセス手段は異なります。本記事では、羽田空港から箱根エリアへの行き方や、旅行後の羽田空港への帰り方まで、初心者にもわかりやすく解説します。

羽田空港から神奈川の箱根エリアへ行くには？基本の交通手段まとめ

神奈川県の人気観光地・箱根や箱根湯本にアクセスするには、羽田空港から電車や高速バスを利用するのが一般的です。

それぞれの手段には所要時間や乗り換えの有無といった違いがあり、旅のスタイルや荷物の量によっても使い分けが必要です。

箱根神社のような有名スポットを訪れる前提で計画する場合は、目的地に近いアクセス手段を選ぶと移動がスムーズです。

羽田から箱根方面へ行ける主なルート

羽田空港から神奈川県の箱根エリアへは、大きく分けて「高速バス」と「電車（鉄道）」の2つのルートが選べます。

高速バスは乗り換え不要で桃源台・仙石原方面へ向かうのに便利ですが、箱根湯本や強羅エリアには対応していません。

一方、電車は京急・JR・小田急線などを乗り継いで箱根湯本へアクセスするルートが主流で、箱根登山鉄道を使えば強羅や早雲山方面にも行けます。

高速バスと電車の違いとは？

移動方法によって所要時間や快適性が異なるため、特徴を把握しておくことが重要です。高速バスは羽田空港から乗車でき、乗り換え不要で目的地に着けるのが魅力です。

ただし、運行本数が限られ、渋滞の影響も受けやすい点には注意が必要です。電車は本数が多く時間も読みやすい一方、乗り換えが複数回必要になることもあります。

項目	高速バス	電車
乗り換え	基本なし	2〜3回必要
所要時間	約2.5〜3時間	約2〜2.5時間
運行本数	1〜2便/日	多数あり
目的地	仙石原・桃源台	箱根湯本・強羅

乗り換えの有無と荷物の扱いもチェック

アクセス手段を選ぶ際には、移動中の乗り換えの有無や、大きな荷物の扱いやすさも大きなポイントです。

高速バスは乗り換えがないため、スーツケースやベビーカーを持っていても安心して移動できます。

電車移動は混雑や階段移動を伴うことがあるため、乗り継ぎの駅構内情報も事前に調べておくと安心です。

旅行プランに合った移動手段を選ぼう

箱根エリアは広く、目的地によって最適なアクセス方法は異なります。たとえば、芦ノ湖・仙石原方面を中心に巡るなら高速バスが便利です。

一方、箱根湯本や強羅などの温泉街を中心に観光するなら電車が適しています。乗り換えや移動時間、荷物の有無も含めて、旅行の優先順位に合わせた移動手段を選びましょう。

羽田空港から高速バスで箱根へ！御殿場・仙石原・桃源台方面へのルート

羽田空港から箱根方面へは、小田急ハイウェイバスを利用すれば乗り換えなしでアクセス可能です。

特に御殿場や仙石原、桃源台方面へは直通便が運行しており、電車を乗り継ぐ必要がないため、荷物が多い旅行者にもおすすめです。

ここでは運行ルートや停留所、乗車方法、料金や予約情報まで詳しくご紹介します。

小田急ハイウェイバスの運行区間と停留所

羽田空港から出発する小田急ハイウェイバスは、御殿場プレミアム・アウトレットを経由して、箱根の仙石案内所や桃源台まで向かうルートで運行されています。

途中停車するエリアも観光地に近く、アクセスしやすいのが特徴です。仙石原や芦ノ湖方面へ直接向かう手段として利用価値が高いです。

羽田空港のバス乗り場と利用方法

羽田空港の高速バス乗り場は、各ターミナルごとに設置されています。第1・第2ターミナルおよび国際線ターミナル（第3）から発着するため、フライト到着後すぐに移動可能です。

バス乗り場には案内表示や券売機があり、初めての方でもわかりやすく利用できます。事前予約をしていれば、QRコードや名前でスムーズに受付可能です。

御殿場・仙石原・桃源台は乗り換え不要で便利

この高速バスルートの最大の魅力は、乗り換えが一切不要な点です。スーツケースや大きな荷物を持っていても、バス1本で目的地まで直行できるのは大きなメリットです。

特に、桃源台駅は芦ノ湖遊覧船の乗り場にも近く、箱根観光の出発点として非常に便利です。道路混雑を避けたい方は、朝早い便の利用がおすすめです。

所要時間・料金・予約方法のまとめ

羽田空港から御殿場・仙石原・桃源台方面へのバスは、所要時間が約2時間30分〜3時間ほどです。運賃は区間によって異なりますが、おおよそ2,500〜2,600円程度です。

座席は予約制となっており、公式Webサイトまたは電話での事前予約が必要です。当日空席があれば券売機でも購入できますが、繁忙期は事前予約がおすすめです。

小田急バスと並び、京急バスでも羽田空港と御殿場方面の高速バスを運行中です。
▶ 京急バス公式サイト（御殿場線）

項目	内容
所要時間	約2.5〜3時間
運賃目安	約2,500〜2,600円
予約方法	Web・電話・空港券売機（空席時） ▶ 小田急ハイウェイバス 羽田線公式サイト
発着ターミナル	羽田空港 第1・第2・第3（国際線）

箱根湯本・強羅方面へは電車でアクセス！羽田空港からの鉄道ルート

現在、羽田空港から箱根湯本・強羅といった箱根の中心地へ向かうには、電車でのアクセスが主な手段となっています。

かつてはバスでの直通ルートもありましたが、現在は運行されておらず、京急線・JR・小田急線を乗り継いで向かうルートが現実的かつ便利です。

途中区間では、特急湘南を利用することで快適に移動することも可能です。強羅方面へは箱根登山鉄道を利用することで、温泉地や観光名所へのアクセスも快適に行えます。

箱根湯本のコインロッカーを活用すれば、身軽に移動できるので観光もしやすくなります。ここでは乗り換えポイントや所要時間、便利な乗車券などを詳しくご紹介します。

京急線・JR・小田急線を使ったアクセス方法

羽田空港から箱根湯本へ電車で向かう際は、京急空港線・JR東海道線・小田急線を乗り継ぐルートが現実的な選択肢となっています。

まず羽田空港から京急線に乗り、品川駅でJR東海道線へ乗り換えます。そこから小田原駅まで移動し、小田急線または箱根登山鉄道で箱根湯本へ向かいます。

電車での乗り換えポイントと移動時間

主要な乗り換えポイントは、羽田空港 → 品川（京急 → JR）、品川 → 小田原（JR）、小田原 → 箱根湯本（小田急または登山鉄道）です。

各路線の接続は良好ですが、混雑時間帯や駅構内の移動に時間がかかることもあるため、移動時間には余裕をもって行動しましょう。

区間	所要時間（目安）
羽田空港 → 品川	約20分（京急線）
品川 → 小田原	約70分（JR東海道線）
小田原 → 箱根湯本	約15分（小田急または登山鉄道）

箱根登山鉄道で強羅エリアへ行くには

箱根湯本から強羅方面へは、箱根登山鉄道に乗り換えて向かいます。箱根登山鉄道は急こう配を走る山岳電車で、車窓からの景色も魅力のひとつです。

所要時間は約40分ほどで、途中には塔ノ沢、大平台、宮ノ下などの温泉地もあります。観光しながらゆっくり移動するのに最適です。

電車移動に便利なチケットやICカード情報

箱根方面への電車移動には、乗り換えが多いため交通系ICカード（PASMO・Suica）が便利です。

また、小田急の「箱根フリーパス」を利用すれば、小田急線と箱根エリアの交通機関（登山鉄道・バス・ロープウェイ・海賊船など）が乗り放題になるため、観光と交通費をまとめて節約できます。日帰り・1泊旅行どちらにもおすすめです。

チケット名	内容
交通系ICカード	全ルートで利用可・チャージ式
箱根フリーパス	小田急＋箱根交通が乗り放題

東京駅・品川駅から箱根へ！新幹線とJR東海道線のルート比較

羽田空港から箱根を目指す際、東京駅や品川駅を経由することで新幹線や特急電車など複数のアクセス手段を選べるようになります。

とくに小田原駅を経由するルートが一般的で、新幹線「こだま」やJR東海道線、特急踊り子など、それぞれ所要時間と料金に違いがあります。

東京〜小田原の最安ルートもあわせて確認しておくと、移動手段の選択に役立ちます。ここでは、代表的なルートの特徴や注意点を比較しながら解説します。

新幹線「こだま」で小田原経由のアクセス

東京駅または品川駅から小田原駅まで移動する場合、東海道新幹線「こだま」に乗れば最短約35分で到着できます。全席指定の列車を利用すれば確実に座れて快適な移動が可能です。

小田原駅から箱根湯本へは、小田急線または箱根登山鉄道を使って約15分。どちらも直通列車が出ているため、乗り換えもスムーズです。

東海道線・特急踊り子を使ったルート

コストを抑えつつも快適に移動したい場合は、JR東海道線を利用するのも有力な選択肢です。

さらに、特急「踊り子」を使えば乗り換えなしで小田原へアクセス可能で、座席指定で移動時間も快適です。

小田原に到着したら、小田急線または箱根登山鉄道に乗り換えて、箱根湯本へ向かいます。時刻表によっては直通もあるので、事前に確認しておくと安心です。

各駅のアクセス時間と料金比較

新幹線・特急・東海道線の違いを理解するには、所要時間と料金を比較するのがわかりやすいです。以下の表に、代表的なルートの移動時間と片道料金の目安をまとめました。

ルート	所要時間	片道料金
新幹線こだま（東京→小田原）	約35分	約3,500円
特急踊り子（東京→小田原）	約1時間10分	約2,700円
東海道線（東京→小田原）	約90分	約1,520円
小田原 → 箱根湯本	約15分	約320円

羽田から東京・品川へ移動する場合の注意点

羽田空港から東京駅・品川駅へ向かう際は、京急線やモノレールを利用します。時間帯によっては混雑するため、移動に余裕をもって計画するのが安心です。

特に新幹線や特急の乗車時間に間に合わせるためには、早めの出発をおすすめします。

帰りのアクセスは？箱根から羽田空港への便利な戻り方

箱根旅行の締めくくりにあたる「羽田空港への帰り道」は、スムーズな移動計画がカギになります。観光の余韻を楽しみながらも、飛行機の時間に遅れないよう配慮したルート選びが重要です。

とくに荷物が多い場合や、混雑時間帯にあたるときは、移動手段ごとの所要時間と乗換回数を事前にチェックしておきたいところです。

箱根日持ちお土産や箱根湯本駅弁などを購入して空港に向かうなら、荷物の増加にも注意しておきましょう。

高速バスを使った帰路ルートの選び方

最もシンプルで快適なのが「小田急箱根高速バス（羽田空港行）」を使うルートです。箱根湯本や仙石原から乗車でき、羽田空港第1～第3ターミナルまで直行。

荷物を持ち運ぶ手間も少なく、指定席制のため座れる安心感があります。所要時間は約2時間20分ですが、道路状況により前後するため、余裕をもった便選びが必要です。

出発地	到着地	所要時間	運賃（目安）
箱根湯本	羽田空港	約2時間20分	2,200円〜
仙石原	羽田空港	約2時間10分	2,200円〜

箱根湯本から電車で羽田空港へ戻る手順

電車での移動は「箱根湯本 → 小田原 → 品川 → 羽田空港」が基本ルートです。箱根登山鉄道またはロマンスカーで小田原まで行き、JR東海道線や新幹線に乗り換えて品川駅へ。

そこから京急線エアポート快特で羽田空港に向かいます。所要時間は約2時間。特急ロマンスカーを活用すれば乗換の待ち時間も短縮できます。

乗り遅れ・渋滞に備える時間の余裕

帰り道は予期せぬトラブルにも備えておくと安心です。高速道路の渋滞や電車の遅延、乗換ミスがあると、空港への到着がギリギリになることも。

特に週末や連休、夕方便のフライト時には、予定より1〜2本早い便を選ぶのが無難です。遅延保障のない交通手段を使う際は、空港で過ごす時間を前提にスケジューリングすることが大切です。

帰りのアクセスに便利な荷物預かり・配送サービス

箱根では、大きな荷物を持ち歩かずに身軽に観光できる「宿泊施設から羽田空港への荷物配送サービス」も充実しています。

ヤマト運輸の「空港宅急便」などを活用すれば、宿泊先から直接荷物を送って、空港で受け取るだけ。

荷物の持ち運びに不安がある方は、現地のコンビニやホテルフロントで配送の受付可否を確認しておきましょう。

サービス名	受付場所	受取場所	料金目安
空港宅急便	ホテル・コンビニ	羽田空港宅配カウンター	2,000円〜
駅のコインロッカー	箱根湯本駅など	現地で再受取	400円〜

羽田空港から箱根へのアクセスまとめ！目的地別に最適な行き方を選ぼう

羽田空港から箱根・箱根湯本エリアへ向かうには、目的地に応じて「高速バス」または「電車」を使い分けるのがポイントです。

桃源台や仙石原方面へは乗り換えなしのバスが便利ですが、箱根湯本・強羅などの中心地へは電車でのアクセスがスムーズです。

直行ルートは本数が限られているため、旅の計画段階で時刻表を確認し、余裕を持った行動を心がけましょう。

あわせて、荷物の扱いや観光スポットでの滞在計画なども含めた事前準備が、箱根旅行をより快適で思い出深いものにしてくれます。